いつも笑顔を振りまいていた。
地域で関わる人には大人や子供、初対面に関わらず誰にでも話しかける人懐っこさがあった。
実家が農家であり、自然に対する抵抗感が低く、人一倍泥だらけ、水びたし、怪我まみれになっていた。
合唱コンクールや体育祭のリーダーといったみんなの前に立つ役割に興味を持ち始めた。
実家の農業を、継ぎたいという想いとは裏腹に勉強と友人関係を優先し、実家の手伝いがおろそかになっていた。
勉強の楽しさを実感しつつも学校の教育システム(マンネリ化した授業、単一な授業形態、生徒が勉強する目的等)に疑問を抱いていた。
様々な大学生と関わる中で大学生活への憧れが高まっていた。
大学の授業内容が広く薄く、実践が少なかったため、意欲を失っていたが、地域の農家さんの元で実践活動を行ったことで農業の魅力に気づいた。
日本酒への興味から全国の酒蔵をヒッチハイクで巡ることにより、16県の40蔵で100銘柄以上のお酒を飲むことができた。
シンガポール留学で文化の多様性、アメリカ留学で日本文化の魅力、フィリピン留学で実際の貧困地域の現状、カメルーン留学で国際協力としての稲作普及と地域にあった品種改良研究を学ぶことができた。
様々な学生や社会人!海外の人との関わりから価値観が大きく広がりコミュニケーションのスキルやイベント企画ノウハウ、一歩踏み出すことの重要性等が身に染み付いた。
社会人1年目は実家の米農家で研修した。
社会人2年目は佐賀の農家さんや東京の農業ベンチャーでのインターンを転々とした。
現在は地元福岡県糸島市において【農業✕地域✕教育】という分野で起業するための準備中である。