国際情報科のある第一志望の高校に合格した。そこでは、私と同じように名前がカタカナの同期や、親の肌の色が一般の日本人と違う同期、将来の夢が日本を越えている同期などと出会うことができた。毎日が笑顔に絶えない日々を送り、期末試験期間であっても学校に行きたくないと思う日が一度もなかった。友人と1か月お互いの口を利かない初めての喧嘩も、数学を教室でバレエで表現する独特の教師と出会ったのも、サッカーで明け暮れていた放課後の芝生も、模擬国連の大会準備でぎりぎりまでチームで戦略を立てていたパソコン室も...すべてが今の私に影響している。
最終学年では、同期の95%が当たり前のように文系コースに進路を決める中、私と他の数名は理系進路を選び、受験期にはよくお互い苦労を分かち合って涙を流したものだ。しかし、理系コースを選んだきっかけを与えてくれたのも、この高校であった。それは今の「森林保護に携わりたい」という信念を抱いたのは、この高校で行われていた海外プログラムに参加したからだ。合格をしたその日、学校の廊下では私、先生たち、友人、そしてほぼ会話もしたことがなかった同期までもがまでもが「おめでとう」と叫んでくれている光景は忘れられない。
大学では、「新領域の開拓」をしている。それは、ほかの学部の授業も取ってみようかな程度の軽い意欲ではない。アルバイト・所属団体の数々を見れば、そのバラエティには誰もが驚くことだろう。ここでは内容を絞る。
このPandooを始めたきっかけは、団体の1つ「CLOVER~難民と共に歩むユース団体~」がきっかけである。なんとな~くこの団体に入ってみたものの、いざ活動をしたら、難民の方と実際にお会いしたり、ほぼ無知識だった難民問題について知らないうちに他人に説明できるようになっていたりと...毎週のミーティングに参加していただけのはずが、無意識に多くのことを学ばせてもらい、経験させてもらっていたと最近気づいている。頼もしい先輩方・かわいい後輩ちゃんたちと出会えたり、一生ものの同期とも出会えた。これは他の所属している団体でも言えることかもしれないが、国際問題を扱っているこの団体は、他とは違う本当に貴重な経験ができていると実感している。