ヒストリー

人見知りで、何かを先頭でやる性格ではありませんでした。しかし、野球というスポーツを通して、運動や仲間とのコミュニケーションが大好きになっていきました。

私は硬式野球部に所属していました。高校3年生の春に、左手を骨折し夏大会に完治しないという宣告をされました。しかし、甲子園には必ず行きたいという想いから、ベンチ外の同級生に、同級生全員38本の同じミサンガを作ろうと働きかけました。仲間と絶対に甲子園に行きたいという思いだけでしたが、仲間から感謝の言葉を受け取った時「やってよかったな」と心の底から思えました。私は高校野球を経験したことで、あいさつや礼儀だけでなく、駅や学校のごみ拾いなども自然にできるような人間力が身につきました。こうした経験から、大学へ進学したら学生コーチとして指導者になりたいと思いました。

私が学生時代に頑張ったことは、学生コーチです。元監督からコーチ抜擢のお電話を頂き、自分を成長させてくれ野球に貢献したいと感じ行動しました。しかし、後輩に指導するためには、信頼がないと正面からぶつかり合えない難しさがありました。そこで私は、後輩に姿で示そうと、何気ないゴミ拾いや厳しいランメニューにも積極的に参加し苦難を共にしました。気がついた時には、選手との溝はなくなり「兵藤コーチ」と呼ばれたときに、初めて私の存在が認められた気がしました。この経験から、人間力と周囲の環境に感謝し、他人の為に動けることの大切さを再認識しました。