ヒストリー

家ではゲーム、外ではアスレチック遊びが好きでした。

小学生になり、工作や絵を描くことが好きになり、アトリエ教室に通っていました。
その他にもピアノや硬筆、習字などの習い事をしつつ、暇を見つけてはゲームをしてよく怒られていましたが、今となっては良い思い出です。

中学生になり、吹奏楽部でサックスに出会い高校卒業までずっと吹き鳴らしていました。

高校生の頃に、偶然東日本大震災の復興を願い立ち上げられた有志のオーケストラ団体に出会い、ただ部活でサックスを吹いていただけの高校生でも少しでも人の心を動かす活動をしたいと思い所属することを決めました。現在も不定期的ではありますが活動を続けています。

この頃から色々なことに興味を持つようになり、
ゲーム、アニメ、漫画、音楽、映画など
こんなにも楽しいことが溢れているのだと気付き没頭するようになりました。

大学ではソーシャルデザイン・社会哲学を専攻していたので、卒業論文では「東日本大震災における企業の事業継続と再建計画（BCP）について」の研究をしました。

高校の経験を活かそうと思い、東日本大震災によって被災した地域の防潮林の再生プロジェクト（ボランティアサークル）に所属していました。
当時は震災から5年目ということもあり、なかなかメンバーも集まりませんでしたが、大学1年生からサークル長を務め、卒業するころには30名を超える中規模サークルになりました。
サークル長として統括をすることも大変ではありましたが、何よりも現地へ足を運び、地域の方との交流を大切にしていたのでその資金を集めるべく学内の助成金は全て応募し支援いただくなどの活動もしました。

サークル活動を始めた当初は、自分よりも何倍も歳の離れた方との交流に戸惑いがありましたが、震災のことはもちろん他愛のない会話を通して互いのことを知り一緒にご飯を食べながらお酒を飲むくらい親しくなることができました。今では私の大切な故郷です。

いつまで「復興、被災地」なのだろうかと考えることもありましたが、震災などは関係なくただただ目の前にいる地域の方々を少しでも喜ばせたいという想いで、所属しているオーケストラを連れ子供向けワークショップや音楽祭を開催しました。

この頃からエンターテイナー（人を喜ばせる、楽しませる）になりたいと少しずつ思うようになりました。

大学卒業後少しでも早く、色々な経験を積もうという思いでベンチャー企業に入社しました。
営業として内定をいただいていましたが、新規事業を起こすのであれば挑戦したいと伝えていたこともあり、入社前から新規事業部に携わることになりました。
印刷会社「ACCEA」のフランチャイズ展開の業務をすることとなり、印刷に関する知識は全くありませんでしたが入社までの2か月DTPオペレータ業務を通して印刷・機材・商材に関する知識を叩き込み4月入社と同時に新店舗のDTPオペレーターとして従事しました。

会社がベンチャーで社員も少なく新規事業配属メンバーが少なかったこともあり、中途採用の社員などの育成も私の業務の一環だったので、案件を捌きながら日々スキルアップすることを意識していました。

入社1か月で2店舗目ができ、1年が経つ頃には3店舗展開し、各店のDTPオペレーターのリーダーを育て上げました。ただただがむしゃらに1年間駆け抜けていましたが、社会人2年目のスタートは副店長という役職を任されることとなりました。

店長になることを見据え、店舗の売上管理、在庫発注などを覚えつつも、DTPオペレーターの業務は並行していました。様々な印刷方法や加工を組み合わせるなどの応用も考えられるようになり、お客様の希望を形にする楽しさが何よりもやりがいがあり、直接のお礼やお礼のはがきをいただいた時は何よりも励みになっていました。

その後店長まで任されるようになりましたが、DTPオペレーターから店長までの仕事を通して、やはり「もっとデザインの勉強をして誰かを楽しませたい！」という想いが強くなり、仕事を辞め、現在に至ります。

今は、大きな作品に携わって少しでも多くの人に見てもらい楽しんでほしいと思っています。その過程でも私自身が楽しくやりがいを忘れずに仕事に励めるよう精進します。