かえで
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ヒストリー

出身地

大阪府

幼少期の暮らし、体験

平日は、毎日習い事をする多忙な小学生でした。
ピアノ、薙刀、そろばんを習い、日替わりで全ての稽古に全力で励んでいました。指導者に恵まれ、なぎなたでは個人で全国大会優勝、ピアノではオーディションに合格し、全国レベルのリサイタルで演奏した経験があります。そろばんは友達と一緒に楽しんで通い、珠算1級、暗算2級を取得しました。
学校では友達をまとめる役になる事も多く、最後の運動会では応援団長を務め、優勝しました。
もともと負けず嫌いな性格な上に、習い事の教室では、常に人と比べられる環境で育ったので、結果を出すまで決して諦めない精神は小学生の時に身に付いたと思います。

中学・高校時代

中学生でも引き続き、習い事を続けながら、部活動と勉学にも全力で励みました。吹奏楽部に所属し、朝練や週末も練習に明け暮れ、副部長として熱心に活動しました。2年生からは塾にも通い、勉強を楽しく教えてもらえたので、常に勉強、習い事と部活動すべてに全力を捧げていました。

一方で、高校では吹奏楽部に所属して、部活動に1番力をいれて活動するようになりました。理由は、今までは複数の習い事などに分散させてきた自分のエネルギーを1つに絞り、熱中して取り組みたかったからです。高校は100人規模の吹奏楽部で、すべて生徒主体で運営していたので、副部長としてチームを裏で支える役割にやりがいを感じ、積極的に活動していました。一方で、勉強には部活動ほど熱心に取り組んでおらず、高校2年までは進路も全く考えていませんでした。
漠然と海外留学への憧れがあり、将来像も決まらず迷走していたので、高校3年春に部活動を引退した後、休学して長期留学をする決断をしました。

全く英語も話せない状態で、オーストラリアの砂漠地帯の田舎町に飛び込み、1年間現地の高校に通いました。最初は友達の作り方もわからず、ホストファミリーとも充分に会話できず、人生で初めての挫折でした。
しかしながら、言葉を話せない状態でも、幸い音楽という共通言語があったので、ピアノを演奏したり、学校のバンドに入って、少しずつ自分を表現し、友達を作ることができました。また、ヨーロッパをはじめとする多国籍な同世代の留学生とも沢山交流しました。彼らと一緒に、西オーストラリアを1ヶ月間キャンプして回り、共同生活を送ったことにより、自分が日本人ではなく、アジア人として世界から見られていることを、生まれて初めて自覚しました。人種差別や、言葉の壁にも沢山苦しみ、劣等感を感じ続けましたが、どんな文化や価値観を持つ相手にも、誠実に、丁寧にコミュニケーションをとることで、信頼関係を築けることは、このキャンプで学べたと思います。

大学・専門学校時代

広島大学に新設された国際系の学科に、1期生として入学しました。授業が全て英語、学科の半数が留学生というグローバルな環境の中で、日々新しい価値観、考え方に触れながら学べており、思考力が飛躍的に伸びたと思います。「ジェンダーギャップ」について興味があり、大学では個人的にジェンダー学の観点から様々な学問を学べています。
大学では新しいことに挑戦したかったので、国際ボランティアサークルSmiles Productionに所属し、インド•ダージリンの子ども達に奨学金を送る活動を始めました。実際に1年の夏にインドを訪問したことは、教育格差、貧困問題、ジェンダー問題などの様々な社会課題や、自分の人生、幸せについて考えさせられた衝撃的な経験でした。
もっと途上国の熱気とハングリーさに触れてみたい、とフィリピンへ8カ月間飛び、「フィリピンの東大」と呼ばれるフィリピン大学での交換留学や、NGO•NPOでのインターンを経験し、一番興味のあるジェンダー学や男女平等社会について深く学びました。フィリピンに住んで痛感した経済格差、社会課題や、それらに現地で取り組む日本の社会起業家から聞いた話を受けて、今後は、日本そして世界の社会課題を解決するビジネスに携わりたいと、強く感じ始めています。

職歴

❶国際NGO InciteGov (2019.10-12)
ジェンダーの観点から、政策の研究・提唱を主に取り組むNGO組織で、事務やイベントの運営などを担当しました。フィリピン大学への交換留学期間と並行して実施していたため、パートタイムではあったが、フィリピン社会におけるジェンダー問題と貧困問題・政治汚職との関係性を研究し、コミュニティ開発に取り組む現地NGOへの情報提供を実施しました。

❷特定非営利活動法人IMAGINUS (2020.1-3)
 日本のNPOのフィリピン・ネグロス島のオフィスで、現地での新規事業立ち上げやコミュニティ開発事業を担当した。具体的には、ソーシャルビジネスを目的としたカフェの開業や、現地の子どもたちへの奨学金事業立ち上げに携わりました。コミュニティ開発事業は、村の女性への所得向上プログラムを運営しました。さらに2月は、インド・西ベンガル州でのJICA・草の根技術協力事業のプロジェクトチームに参加し、インドの現地NGO職員を対象に、PCM研修を企画・運営しました。