とにかく食欲旺盛で楽観的だった女の子だった。沢山食べていたからか、小学五年生まで男女合わせても一番背が高かった。
習い事としては、バレエ、ヴァイオリン、能、水泳、体操などをしていた。ヴァイオリンは10年以上やっており、今も続けている。因みに今はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と、モンティのチャールダッシュを練習中。
小学五年生の時、住んでいた区の友好都市であるオーストリアのウィーンとザルツブルクに小学校の代表として一週間海外研修に行かせて頂き、綺麗なウィーンなどの都市を観光したりベートーベンの家の前で、ドイツ語で「喜びの歌」を歌ったりした。中でも現地の小学校にいって同い年の子と異文化交流をしたのが一番の思い出。その時出会った子の中に私と同じ名前の”Karen”という子がいて、仲良くなったのを鮮明に覚えている。この経験を通じて、親もしていた高校留学や異文化、国際問題などについてとても興味を持ち始める。
中学校生活は、なかなか波乱万丈であったと思う。最初は、学校の雰囲気と合わず、どこか息苦しさを感じていた。しかし、その後転機が訪れる。
中学三年生の夏、私はその後お世話になる留学団体が主催していたSummerキャンプに参加した。そのキャンプは、同世代の他校の子と日本に来ていた留学生の子が参加しており、異文化交流が目的のものだった。私にとって、このような経験は生まれて初めてで、「私の世界」から抜け出せたような気分だった。その時味わった「他の世界」を知ることの感動は今でも忘れられない思い出の一つ。
そして私の人生は大きく変化。このSummerキャンプ参加後、ほぼあきらめかけていた高校留学を決意し、無事第一希望のイタリアへ一年間留学することとなり、翌年高1の夏からイタリアのシチリア島へ一年間交換留学。因みに、シチリア留学する一カ月前に日中青年会議に参加し、香港へ短期留学した。
そしてシチリアから帰国したのが2019年の夏。この時、初めて模擬国連に参加。参加したのは、AJEMUNという日本語を使用言語とする日本最大の模擬国連だ。この時の悔しさは、忘れがたいものだった。何十時間も担当国について調べたのにもかかわらず、模擬国連の雰囲気やルールが想像以上に難しかったため、会議では全く意見も言えず、ただただ座っているだけで終わってしまい、今までの努力や費やした時間、それがすべて無駄だったと心から思った。
だが、この会議後、AJEMUNで議長を務めていた人が留学中に知り合った人だと知る。そして「もっと模擬国連に参加したい」と話したところ、その人がもぎこみゅ!前代表だったため、勧誘してもらい、高1の夏(留学したため学年を落とした)もぎこみゅ!にメンバーとして参加。今は、もぎこみゅ!運営メンバーとして、主にインスタグラムを運営中。