ヒストリー

好奇心旺盛で活発な女の子でした。木登りしたり、池でザリガニを捕まえたり、外で遊ぶのが大好きで、一年中小麦色の肌でした。

高校は先生も生徒も個性的な人たちが集まる学校でした。高校1年生の時、文化祭の出し物の話し合いで、「簡単にできそうだし縁日でよくない？」となったところ、先生から「うちの学校なんでもOKなのにそんなもんでいいのか！」と怒られました。それならやってやろうじゃないかと一致団結し遊園地のコーヒーカップを作ることになりました。まさか、工業高校じゃないのにそんなの実現しないだろうと思っていたのですが…出来ちゃったんですよ。3日間の文化祭で事故なく、1000人を超えるお客さんを回しました。何事も最初から決めつけるもんじゃないな、と思いました。人生の教訓です。

田舎から出てきて周りに誰一人友達がおらず、これからの大学生活に不安を募らせていた時に声をかけてくださったのが能楽部の先輩でした。それまで全く興味のなかった能でしたが、居心地の良さに惹かれいつの間にか入部していました。今はコロナの影響で舞台や練習が厳しい状況ですが、もっとたくさんの人に能楽部の存在を知っていただけたらなと思います。