誰にでも、好き嫌いはある。人間関係なんて、それだけで成り立っているんじゃないか、と思う。好ましい者との関係は続き、そうではない人間同士は次第に離れる。それは当然だし、悪いとは思わない。
しかし、はじめから嫌いだ、合わない、そういって他者を拒否するのはとても勿体ないことだ。相手の何が気に障る?見た目?行動?それとも思想?何故それがダメなのだ?批判する前に思い出そう。
一期一会。一生に一度しかない出会い。潰してしまうにはあまりにも惜しい。どうして自分の価値観と違うからといって否定しなければいけないのだろう。「そういうのもあり」と思えたなら、もっと気楽に生きられるだろうに。
だから私は、皆に考えてほしい。二項対立でできた世界と、なんでもありの世界の、どっちが面白いか。もっともこの問いも、ある意味排他的かもしれないが。後者に暮らす者ならば、取捨選択こそすれ存在の否定はしないだろう。人はそれを「尊重」と呼ぶ。
大矢 黎さんのビジョンに共感