小さいころからどんなことにもマイペースでどうしようもない子でした。
人見知りなところがあり、幼稚園時代の写真は顔が引きつっているものが多いです。
音楽が大好きで、4歳から9歳ごろまでピアノを習っていました。
小学生になると、部活でサッカーを始めます。
いろんな人とかかわっていく中で、少しずつですが人見知りが以前より解消されていったような気がします。
今思うと本当に不思議なのですが、なぜか勉強が好きでした。
絵を描いたり、何か工作したりすることはこのころから苦手で、図画工作の授業はいつもぼーっと外を眺めたり、友達にちょっかいをだしたりして何とか乗り切っていました。
中学時代も引き続きサッカー部に所属していました。
部活漬けの3年間で、家にいるときは疲れて寝てばかりだったような気がします。
正直なことを言うと、何か部活をしなきゃいけないからしょうがなくやっていたという感じで、毎日内心いやいやながらも部活に行っていました。同級生からしたら、やる気のない非常に厄介な存在だったと思います。それでも引退するときは、今振り返ると恥ずかしくなるくらい大泣きしたのを覚えています。
高校入学後、すぐに熊本地震を経験しました。16年間生きてきて初めて自分の死を意識した瞬間でした。「あたりまえ」にあった日常や風景があっという間に失われました。何もできなかった自分に悔しさを覚えると同時に、いかに自分が世間知らずだったのかを痛感させられました。
この経験を通して、「今」を全力で生きる大切さを知った気がします。
高校では自分が本当にやりたいことをやろうという思いから、新たに音楽をしようと決心します。
辛いことも多く、逃げ出したくなることもたくさんありましたが、最後まで全力でやり遂げられた原動力に自分の「やりたい」気持ちがあった気がします。
地元を出て、現在広島大学に通っています。
大学では、高校時代に経験した地震の影響もあり、地理学を専攻しています。
中学高校時代は、ばたばたと忙しく過ごす毎日だったこともあり、なかなか自分を見つめなおす時間がありませんでした。今は特に自分と向き合う時間を大切にしています。
まだまだ知らない自分を見つけるために、いろんなものを追いかける毎日です。