幼稚園生のときは運がとても良かったのか、発表会のやりたい役は3年間全てジャンケンで勝ち取っていました。
小学5年生のときは学級崩壊寸前の状況を体験しました。この時期は悩んだり苦しむことも多かったですが、今でも仲良しの大親友が3人もできました。
中学時代には生徒会長をつとめましたが、人に頼むことが苦手で背負い込んでしまう性格のため毎日疲れ果てていました(笑)
高校時代は中学での経験をふまえ、あまり責任を負わない立場で青春を楽しもうと思っていましたが、2年生のときには部活の部長になりました。今度は私にはリーダーシップがないということがわかっていたので部員と助け合いながら取り組むことができました。
大学ではサークルに入らないと友達ができないと聞いていましたが、通学に片道2時間かかるので活発なサークルは選択肢から外して探していたところ、献血運動の会という大学のボランティアサークルにたどり着きました。このボランティアサークルは週一回の活動で、会員はみんな優しくてほんわかした人たちだったためすぐに入会を決めました。また同じ年に初めて献血をしました。この経験が人の役に立つことに目覚めたきっかけです。
またこの意識の高い時期に大学の福祉論の授業で「負の連鎖」を学びました。私はこれまでの学生生活のなかで、貧困やDVといった深刻な家庭の問題を抱えた同級生の存在に気づくことがほとんどありませんでした、そもそも当時の私は自分が恵まれた環境にいるという実感もなくこれが当たり前だと疑わずに生きていました。
所得格差や地域格差、そして教育格差といった様々な格差が身近な問題だと学んだ今はそれによって生じる負の連鎖を断ち切る手助けをしたいと思い、ステップアップ塾での講師ボランティアに参加しています。