ヒストリー

生まれは横浜市の北部で、小学校低学年の時は様々なタイプの友達がいる、おっとり・臆病な性格だったように思います。危ないことをすることが少なく、大きなケガなど無縁だったそうです。当時、自分はこのままの教育環境・生活を続けていては、大人になっても何もできないのではないかと漠然とした不安を抱えていたように思います。小学生５年生の時に友人の勧めで学習塾に通うようになり、その時友人と競い合う楽しさを覚えました。

中高は市外の私立中高一貫校に通うこととなりました。素晴らしいライバル・友人達がおり、自然も豊かな素晴らしい環境で６年間過ごすこととなります。今思うと、当時は周りの恵まれた環境に甘えてしまい、確たるビジョンも持たず、挑戦することもなく、過ぎた時間を惜しんで行動せず、とても惜しいことしていたように感じます。中高ではバドミントン部に所属しており、その時は羽根を追いかけることが楽しかったな、という印象でした。もっとうまくなりたくて、自分でも行ける体育会バドミントン部を探そうと思って神戸大学を目指した記憶があります。学業成績はあまり芳しくなく、１浪して神戸大学に通うこととなります。その時の受験勉強を行った現役・浪人計２年間では、人生で初めて味わった、「結果を求める難しさと充実感」を得ることとなり、それらは私の今後の人生に大きな影響を与えることとなりました。

計２年の受験を経て、辿り着いた神戸でしたが、当時は東北の震災・自分自身への過度なプレッシャー・後悔などにより、少し気が参っていたように思います。この年齢にもなっても自分の事ばかり考えて、今思えば恥ずかしい限りですが、楽しさや味覚がわからなくなるほど疲弊しており、自分自身を見失った状態で大学生活をスタートしました。新歓等も参加せず４月が終わる頃、退屈だったために覗いたバドミントン部の方々の真剣な眼差しを見て、大学生活を賭けてみたいと思い入部しました。日々、本音同士がぶつかり合う場に身を置き、結果を求めて戦う姿勢は、現在の自分の原型であるように思います。

大学では理系の学部に所属しながら、学問にはあまり興味を持てない日々を過ごし卒業しました。一般的な新卒の就職活動を行い、現在の不動産仲介会社に入社しました。どんなことを頑張れば良いか、本質を知ることもなく入社させて頂いた現在の会社ですが、少しずつ人の気持ちに寄り添いながら、プロとしての職務を担うことができるようになりつつある、今日この頃かと思います。