バスケや珠算など習い事を5つ掛け持ちした。特にバスケに関しては、楽しい事と辛い事両方を経験できた。小5の時に副キャプテンに指名され、いまいちチームとしての役割がよくわかっていなかった。ただ、その時に常に監督コーチ、キャプテンに分からない事を質問したり、チームとしての目標である全道出場の為に何をするべきかを意見した。そこで、自分を発信することの大切さを学んだし、やらなかったらかなり後悔していたと感じることが多々あったと感じた。組織を良くしたい、目標をもって自分を成長させたい気持ちもバスケをやり始めてから芽生えた。
人生の大成功と大失敗両方を経験した、物凄く濃く幸せな時を過ごせた。先ずは成功体験として、高校受験で第一志望の高校に入学する事ができ、一生付き合っていきたいと思える友人に出会えたことだ。受験で苦労した分、納得して進路選択が出来たし将来の事ややりたい事がどんどん出てきて幸せだった。その根幹には、最悪だった中学時代の環境から早く抜け出して自分の望む環境に飛び込みたいという気持ちが強かったからだと思う。逆に失敗経験として、大学受験が挙げられる。受験を本格的に始めたのが高2年の冬と遅く、部活・学校・塾と色々な事に挑戦する中で何処か大丈夫だろうと勘繰ってしまい、部活引退期の3年6月に怠けてしまった。今振り返って思うのは、あの貴重な時間を無駄に過ごした自分に怒りたいという気持ち。あの時ばかりはやらなくて後悔した経験な為、改めて先々を見据えて努力をしなければ結果もついて来ないと実感したエピソードとしてあった。
入学して半年は何をするにもやる気が出ず、生きている意味も見失う程落ち込んだ。本当に自分がした決断が正しかったのか、数年後に後悔しないのか不安だった。しかし、ある時実家に帰省し両親と話す機会があり『自分がした決断には自信を持ちなさい。受験で良い・悪い両方の経験を積む事ができたんだし、人生はまだ長いんだから色々な環境で沢山挑戦して勉強しなさい』と言われた。この言葉がきっかけで、将来について本気で考えるきっかけにもなったし、今いる環境でしか出会えない人や体験が出来るからそれも大切にしたいと思い始めた。