⋱ 自分の一番のファンでいる ⋰
私は映像を作ることがとても好きで、とても嫌いでした。
なにかを作っている時は本当に楽しくて、時間を忘れるほど夢中になって、いいものができたはずなのに、ふと周りを見ると上には上がいて。私が何かを作ったところで何にもならないと現実を突きつけられるようで、作れば作るほど自信を失っていきました。
それでも作る側でいたくて、自信を持つにはどうしたらいいか考えました。
自分の好きなものを作っている、いわば一番のファンであるはずの自分の心を奪うことすらできないのに作りきったと言えるだろうか。それから、とことんこだわって、私が私のファンでいるために必要なことは全部やろうと決めました。
私は今、映像を作ることがとても好きです。
これからも自信を持って、好きなものを作り続けます。