自分で申し上げるのも憚られますが、しっかり者でリーダー気質だったようです。幼稚園では卒園式で文章を読んだり、小学校では学級委員をやっておりました。また、目標に向かって努力をするのも大好きで、小学校高学年になってからはピアノにはまり、休日は1日5時間ほど練習をしていました。
中学ではバレーボール部の部長や学年代表、応援団長などを務めていました。高校に入ってからは自分と向き合う時間が多く、人生についてよく考えました。英語が話せたらかっこいいなという単純な動機でESS部に入部し、英語ディベート大会に出場し、英語力や思考力を磨きました。そのESS部には国際的思考を持った志の高い、高校時代から留学をする友人が集まっており、刺激を受けました。そのため私も校内のユネスコの有志の会に入り、千葉大学で国際協力について英語で発表をするなど活動を積極的にしていきました。その活動を通して、途上国を実際に見てみたいという気持ちが沸いたので、高校3年生の夏にはユネスコ協会主催の高校生カンボジアスタディツアーに参加をしました。現地では厳しい現実を目の当たりにし、一生をかけて途上国の貧困を始めとした問題解決に取り組むことを決意しました。数ある問題の中でも栄養の問題に興味をいただいたので大学では栄養学を専攻しようと考え、お茶の水女子大学生活科学部食物栄養学科にAO入試で合格し、現在に至ります。
大学ではひたすら自分の好きなことに全力をかけ、とても濃い日々を過ごしています。この8月はカンボジアに1か月滞在しておりました。ボランティアやインターンではなく、仲間とプロジェクトをゼロから立ち上げ活動をしておりました。具体的にはアンコールワットのある町、シェムリアップの中心部から車で1時間の農村部の小学校で、「サッカー、音楽、栄養教育など様々な体験機会から子どもたちの可能性を広げる」という活動をしました。大学生20名ほどが参加をしてくれて、大学生の成長にもつながるコンテンツをつくることができました。今後はその村の貧困解決のために、雇用づくりに挑む予定です。プロジェクトもさらに大きく展開していくために、現在構想段階です。