Connect Project オンラインイベント! 「外国人」といえばアメリカ人?

Connect Projectは My projectが主催するプログラムの一環として、 Connect Project Event #1を開催しました。

イベントの内容

このイベントでは日本人の参加者の方に向け、現在の在日外国人の現状や抱えている問題について、クイズなどを通しながら学んでもらう事を行いました。

日本には263万人7251万人住んでおり、現在の日本人口の約2%を占めています。

ここで皆さんに質問です。「在日外国人」という言葉を聞くとどのような国籍をイメージしますか?

多くの方は、アメリカ人など欧米系の国の方を思い浮かべる方が多いです。しかし、国籍別にみていくと中国が27.8%、韓国が16%、ベトナムが13.1%と、アジア圏が全体の82.7%を占めているのです。

日本に住んでいる在日外国人はさまざまな生きづらさや悩みを抱えています。

在日外国人の子供たちに対する、学校からの言語サポートが行き届いていない現状もあります。また、職場や学校でコミュニティーに馴染めないことで精神的ストレスを抱える人も少なくないのです。

また、イベントの最後には『在日外国人が抱える問題に対し私たちが今できる事』について参加者全員とディスカションを行いました。

そこでは、

子供の頃は言葉が通じなくても関われるが、年齢が上がるにつれ関わりにくくなる。まずは積極的に関わることが大事」

地域の交流の場に外国人の方を巻き込むことが大切」

「若者からの活動で交流を深めていく必要性を感じる」

「移住してきた外国人が必ず現地語を話せたりサポートが手厚い訳でない。サポートの大切さ感じた」

などたくさんの意見が出ました。

やはり、まずは問題を認識することが大切であって、この問題認識をするきっかけを作るイベントになったと考えています。

Connect Projectを運営しているメンバーは全員帰国子女です。メンバー全員が海外で自ら「言語の壁」を感じた経験があり、ESLなどの語学指導プログラムに助けられてきました。自ら「生きづらさ」を経験したからこそ、日本に帰国してきたときに、日本国内の在日外国人が抱える問題を発見することができました。このような自分達の経験を生かし、より多くの人へ現状を知ってもらうことが私たちの活動の第一の目的です。イベントやSNSを通して発信していくことで、ただ在日外国人だけ助けていくのではなく、日本人と在日外国人の共生社会を作っていきたいと考えています。