学生団体“Define the Future”を設立した意義

特に日本においては、よく『若者に意志がない』『今の若者は自分の意見がない』と言われがちです。

しかし実際は、年長者の方が若者や子どもの声に耳を傾けていなかったり、若者側から意見を多くの人に向かい表明する場がないためにそう思われているだけではないか、と私は思っています。機会を与えられないのならば、自分の意見を言うことが得意になるとは考えにくいでしょう。

加えて、日本の教育は詰め込み型です。とにかく知識を頭に入れ、それを受験という場で出せるかどうかで評価が決まります。本質的な思考力や発想力が問われることは、かなり少ないと言えます。

つまり、多くの若者に意志や意見がないのではなく、まわりの環境がそれらを奪うような仕組みになっているのではないかと考えます。

カバー画像は、『アテネの学堂』という名画で、古代ギリシアのポリスであるアテネにて、盛んに様々な議論が行われる様子が描かれています。こんなに昔から、人々が一定の場所に集い、暗黙の了解のもとに突然話しかけられ、議論が始まるということが当たり前にあったのです。

そこで私は、様々なテーマについて議論をしたり、知識の共有をしたりする場を設けてはどうかと考えました。環境そのものを変えることは難しいですが、だったら若者の方から動いてやればいいじゃないか、と。

この学生団体では、毎週日曜日にZoomにてディスカッションを行ったり、インスタライブにて公開ディベートを行ったり、さらに支援が得られた暁には専門家をお呼びしてより深い議論やワークショップなどのイベントを催そうと思っています。

どうぞお気軽に参加・ご支援のほど、よろしくお願いいたします。