『コンビニの24時間営業の是非』というテーマから見えた意外な現実

7月18日日曜日、学生団体“Define the Future”では、『コンビニや飲食店の24時間営業、賛成? 反対?』というテーマでディベートが行われた。

深夜に体調を崩した時に薬を買えて助かった経験や、コンビニ前に不良がたむろしていて怖かったという体験など、個人的なものから、客がなかなか来ない深夜まで電灯や冷蔵庫をつけているのは電気の無駄であり、環境問題に繋がるのではないかといった社会的な意見まで、様々な主張がなされた。

しかし、占めていた個人的な体験に基づくものも、議論し深めていくと意外な事実が発覚した。

最寄りのコンビニでも車で5分という地方に住んでいる人は、深夜まで空いていないと困るということから賛成、逆にまわりにコンビニはたくさんあるという人はいつでも行けるのだから全てが空いている必要はなく、環境にかかる負荷を考えると反対など、地域性で差が見られたのだ。

他にも、治安がよくない地域だと、後ろをつけられたりしていたときに深夜まで空いている店舗に駆け込んで助けて貰えたという経験や、逆に光の公害の問題を指摘する声もあった。

『コンビニの24時間営業に賛成か反対か』などという一見簡単な、個人的な感覚によって左右されそうな議題であっても、議論を深めていくとそれぞれの地域性や風土が浮き彫りになってきたりするのだ。

いい議題かどうかは、いい議論が出来るかどうかで決まる。

学生団体“Define the Future”では、このような『いい議論』を追究し、いい議論ができる思考力を培う活動を、これからも続けていく。