決算書からピックアップ 〜コンビニ編〜

みなさん、こんにちはこんばんは。

ACT TRADERS運営のナカザワです。


最近、夜がグッと冷えて、着々と冬が近づいている感覚がありますね。。


時が過ぎるのは早過ぎる。


ということで、今日も、読むとちょっと賢くなれる情報をお届けします!


みなさん、企業の決算というものを見たことがありますか?

上場している企業であれば、株主などのステークホルダーへの説明のために、決算説明を行っているんです。


この一年、どんな感じでお金を使って、どのように事業展開しまして、その結果どうでしたというのを、報告しているんですね!


是非、経済を捉える上で、もしくは就活を捉える上ではかなり重要なものなので、チェックしてみてください!



そんな決算説明資料から、今回取り上げるのは、「コンビニ」です!


中でも、大手三社と言われる、セブンイレブン、ローソン、ファミマを取り上げます!


みなさん、どこが一番儲けているか、ご存知ですか?



はい、正解は、セブンイレブンです!

2020年3月から8月で、セブンイレブンは2.45兆円、ファミマは1.36兆円、ローソンは1.17兆円の売り上げを上げています。


コロナの影響か、前年比はどれも軒並み下がっているのですが、一番その下落幅が小さかったのが、セブンイレブンでした。


なんでなんでしょうか??



今年の上半期は、セブンイレブンはコスト構造の改革を進めました。

広告宣伝費を中心に、コストを削減し、前年比でのコスト合計が前年を下回ったそうです。

2番手のファミリーマートは、コロナの影響で4月の既存店売り上げが前年比の85%と落ち込んでいましたが、そのあとは回復しつつあります。


このためにとった施策は、収益の低い店舗を一時フランチャイズから直営店に戻して、立て直してから再度FC化するという施策を取りました。


また、セブンイレブンとは逆に、マーケティング施策としてテレビCMとデジタル販促を強化しています。

逆の行動をとっているのが、非常に面白いですね〜!


大手コンビニ3社の中で一番営業利益へのマイナスが出たのがローソンです。

店舗数がかなり減少しています。


そこでローソンがとった施策の中で面白かったのは、デリバリーへの対応ですね!


Uber Eatsとの対応店舗数は8月時点で1,000店舗を超える規模に拡大しているそうで、大手コンビニ3社の中では唯一デリバリーに力を入れていると言っても良いでしょう。


今回のコロナウイルスは、小売業にダイレクトにダメージを与えていますが、それに対してどのように対応していくかは、同じコンビニ業界でも異なってきます。



みなさんも、株式投資をする際、就活をする際に、IR的な観点を取り入れて、企業を選定してみてはいかがですか?


本日はこんなところで!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

関連記事