僕が学生"esports"団体「YeS」に寄せる思い。

初めまして。

よろずって言います。


初めましてなので、軽く自己紹介をさせて頂くと、兵庫県に住んでいる高校3年生で、ゲームが好きで、そのことがあって、今ゲームという世界の中で徐々に盛り上がりを見せる、「esports」という世界に興味を持ちました。


やがてesportsについてのエッセイを書く事を始め、今、その活動で培った人間関係を通じて、このesports学生団体の「YeS」(Youth eSports Society )という所に肩書き上総務という形で参加させて頂いています。




世間一般で言われている「esports」とは、正にスポーツの様にゲームを扱い、敵と戦う事を主としたエンターテイメントです。


今世界はもちろんのこと、日本でもこの世界に魅せられる人は多く、プロのゲーマーを目指したり、プロゲーマーを雇うプロのゲーミングチームを作ったり、その他様々な容態に変化させてesportsに挑戦しようとする人が今増えてきています。


僕、そしてYeSもその一員です。


しかしながら、我々はそんなプロゲーマーを目指すゲーマーを育成するチームでも無ければ、僕もプロゲーマーを目指していません。


寧ろ、この団体にはプロゲーマーを目指している人も少ないのではないかと考えています。


そんな僕達が、一体何のためにこの団体に居て、一体何のために活動しているのか、あくまでも僕の独断ではありますが、少しお話させて頂きたいと思います。




僕とゲームの出会い。



僕が初めてゲームを触ったのは、確か5歳の頃でした。


自営業の家に生まれた僕は、決して不自由があった訳ではなく、そして今もないのですが、とても忙しい家庭です。


自営業というのは毎日仕事があるので、休みも年に数回程度です。


そんな家に生まれてきた僕のことを気の毒に思ってくれたのでしょう。

親戚のおばさんが、僕にDSを買ってくれました。


その時初めてゲームというものを知り、そしてゲームを触りました。




良く分かんなかったけど、とっても楽しかった。




僕はどんどんゲームにはまって、小学校。

外で遊ぶことを知らぬまま、ずっとゲームで遊んでいました。


運動は苦手で、中学では運動部には入りませんでした。


中学校で初めて進路というものを考えた時、僕は、自分の人生がゲームに覆われていた事実を初めて知りました。



僕は、「環境のせい」

にしてしまいました。


元を辿れば、僕は悪くないんだ。

元はと言えば、この家が、忙しいから。

僕は普通の家庭よりも、遊びに行ける回数が少ないから、こんな事になってしまったんだ。


そう思いました。


そして、


「自分で、努力する。」

「自分で、何かやってみる。」

「自分で、頑張ってみる。」


という手段を、全て絶ってしまいました。



僕にとってゲームとは、良いと言えるものでは無かったのです。



esportsとの出会い。



そして中学2年生の頃、自分で何も努力していなかった頃、esportsと出会いました。


画面に向かって、大人達が真剣に目の前の敵と戦い、チームメイトと会話を交わし、そして喜びを分かち合う。


ただ単純に、その姿に感動を覚えました。



「ゲームが、こんなに人を動かす力になるんだ。」


それまで、ゴミのように固められていたゲームに対する思い出や感情が、その瞬間に大きく輝きを放ち、そして、情熱と言える炎を僕の心に宿しました。


僕は、「頑張ろう。」

ただそれだけ、そう思いました。






そんなゲーム人生を経て、今に至ります。


僕はこのYeSの代表(代表は御二方います。)ではないので、代表達の考えや、今後の方針、YeSという組織をどういう組織にしていくのか正直な話分かりませんが、僕はこの組織に参加する上での目標、それは、


「esportsが"頑張る"力をくれる。」


という事を、世に広めたい。

それだけです。


日本には今、大きな不安がこれでもかという程積もっています。


年金問題、少子化問題、センター試験の廃止、増税問題。


それらの不安は、実際に口には出さないものの、我々若者に大きなダメージを与えています。


その結果もあって、僕の学校のクラスメイトを初めとした多くの若者が、「頑張る」という勇気を失っている様に見えています。


それを救うひとつの手段が、僕はゲームだと、本気で信じています。


こんなゲームが、esportsが、「頑張る」という勇気をくれる。


「やってみよう」と思える勇気をくれる。


ただそれだけの事ですが、僕はこの勇気が今後の日本を支える大きな力になると、過去の自分の経験から、本気で信じています。


様々な形でesportsに取り組む事が出来る。

即ち、


「ゲームでも頑張れる。」


という姿を、我々若者が示していければ、この国はもっと良くなるのではないかなと思っています。


そして、そんなゲームで頑張る若者が集う場所こそ、このYeSなのです。



みやい
2019.06.24

突然すいませんPando編集部の宮井です!

よろずさんの記事を見て思わずコメントしました^^
すごく素敵な活動をしている団体ですね!
essport発展のために応援しています!!