アメリカの寮生活とPrefectについて

こんにちは。ステファニーです。


私は高校の時、アメリカ・カルフォルニアで寮生活を送っていたので、今回は寮生活について紹介します。私の高校は中3から高3まで4学年あり、寮は学校から徒歩5-7分の距離にありました。ほとんどの寮は男女共同で女子側・男子側と分かれています。全部の寮はコモンルームと呼ばれる男女問わずいられる共同スペースがあります。そこにテレビ、ソファー、ビリヤード台、や卓球台などが置いてある寮もあります。


部屋は1人または2人部屋が多く、1人部屋は高2年生もしくは3年生が優先されます。1人部屋はあまり数がないので、高2・高3の人数によりけりです。私が高3の時は私を含め、同じ寮の女子はみんな1人部屋でした。


部屋にはベッド、勉強用の木製テーブルと椅子、収納用のタンス、あとは鏡付きの小さなクローゼットが置いてあります。寮や個人の部屋は自分の学生証についているバーコードをかざして出入りします。私の学校では学年別に消灯時間があり、過ぎている場合は消灯時間後、もしくは朝早くに寮を出入りするころはできません。もし何かしらの理由で寮や自室に入れなくなった場合は寮に一緒に住んでいる先生に連絡する必要があるので要注意です。


私は入学当時すごく人見知りでルームメイトと仲良くなるのに何ヶ月もかかりました。同じ寮の人たちや先生たちと仲良くなれた理由は、自習時間のおかげだと思います。私の学校では自習時間(2時間)はスマホは電源もしくは通知を切って部屋の外に置いて、扉を開けた状態で勉強します。


2時間も休みなく勉強するの?と驚く方も多いと思うのですが、Prefectや先生方が自習時間中は毎回、部屋に5−10分ほど話をしにきます。Prefectとはハリーポッターに出てくる様な選ばれた上級生で、生徒の悩みを解決したりアドバイスをするリーダー的存在です。私は中学3年生の頃に、とあるPrefectの人と仲良くなり、その人は日本語のクラスを取っていたので時々手伝ってあげたり、ルームメイトや私の悩み相談を真剣に聞いてくれたりしました。毎回、その人が私とルームメイトの部屋に行くたびに20分くらい話していたことを今でも覚えています。


寮にいる先生も温厚で悩み事でも雑談でも真剣に聞いてくれました。先生方はそれぞれ学校で担当の科目を持って教えているので、課題をしている間に分からない問題を聞いたり、進路相談なども乗ってくれる事が多いです。時々、手作りのパンやクッキーをコモンルームに置いてくれるときもありました。そんなときは自習時間が終わったら皆んな速攻でコモンルームに向かいます。


週末は学校の寮にいる先生がアクティビティを用意してくれます。一緒に料理したり、お買い物に行ったりするので他の寮の先生とも仲良くなれます!



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