最近では社会で起こるハラスメントなどに注目が集まり会社で起こっていたハラスメントは減ってきています。多くの人は未だハラスメントは社会問題ではないと勘違いしていますが実際は嫌がれせによる自殺、鬱、病気などがあり立派な社会問題です。近年、早稲田大学の著名教授・渡部直己氏によるセクハラ問題、山形大学や明石市役所におけるパワハラ問題など各種ハラスメント行為が話題となり、それに加えインターネットの普及によりネガティブな情報は一気に拡散しやすくさらに多くの注目を集めています。上のグラフは男女平等に社会は接しているかを表すグラフです。日本は8%で最下位です。それほど日本人は社会が自分たちを平等に接してくれていないと思っています。悔しいですがこれが現実で受け入れないとこれからも最下位であり続けるかもしれません。ここまでは日本の現状について話してきました、ではどうやって解決するのか?その前にまず何が原因なのかについて話したいと思います。風通しの悪い組織こそハラスメントが起こりやすく俗に言うブラック企業です。こういった組織では、権限を持っている人間が固定化されるため、上司に対して簡単に「No」と言うことが出来ず、ひたすら従うしかなくなるので嫌がらせをさせられても立場が弱く「解雇される」という不安からハラスメントは起こります。しかしこのような問題は決してブラック企業だけの話ではなく、ホワイト企業にもこのような問題はあります、ただ流動性の悪いブラック企業の方が起こりやすいだけです。ではどうしたらこの問題は解決されるのか?どうやったら国民が安心して働けるようになるのか?それは「流動性が低く、風通しが悪い」会社を「流動性が高く、風通しが良い」に変えればいいんです。ここで言う流動生とは、企業で言えば転職や中途入社で人の出入りがそれなりにある状態を指します。流動性の悪い会社とは人材の交流・異動がほとんどない、新卒で入って途中で辞めたら二度とは採用してもらえないような会社です。このような会社は風通しが悪く(人の移動など)上下関係が固定化してしまい、まともなマネジメントをしていたはずの管理職でさえ、皆の前でつるし上げを行ったりするようになり仕事のしにくい環境を作ってしまいます。これが逆、つまり「流動性が高く、風通しが良い」にすれば固定化は無くなり社員に快適な環境を与えることができます。