CHEKAは、
「エチオピアにおいて水が原因で亡くなる人を減らす」
という夢を掲げて活動しています。
この夢を掲げた経緯をお話します。
まず、「なぜエチオピアの水問題なのか?」について。
CHEKAの始まりは、母団体の国際協力団体BWPがつくりました。BWPは「誰もに平等な選択肢を」という理念を掲げ、世界中の様々な国に支援をしており、その中の一つのチームとしてCHEKAが誕生しました。現在CHEKAはBWPとはほぼ独立して活動していますが、CHEKA初期メンバーはエチオピアの水問題について現地NPO法人の職員の方や青年海外協力隊の方などからお話を聞いたりして学んでいくにつれて、エチオピアの水問題の深刻さをひしひしと感じ、自分たちの手で取り組みたいと思うようになりました。
次に、「数ある水問題の中でなぜその夢を掲げるのか?」について。
エチオピアには様々な「水問題」が存在しています。例えば、水道があるにもかかわらず水が出てこないことが多い、歩いて水くみをしなければならない、壊れたままの井戸が放置されている、汚れた水を飲まざるを得ない・・・などです。このように様々な「水問題」がある中で私たちが「エチオピアにおいて水が原因で亡くなる人を減らす」という夢を掲げた理由、それは「命は絶対的に大切である」と思うからです。
エチオピアと日本では文化や価値観が異なります。だから、上記で挙げた「水問題」というのは、私たち日本人から見た「問題」でしかなく、エチオピア人にとっては問題ではないのかもしれません。
こんな話を聞いたことがあります。
ある途上国のとある少女は母親と一緒に何時間も歩いて水を汲みにいかなければなりません。それを「解決」しようと、ある日本人がその少女の家の近くに井戸を建てました。井戸を建てた日本人は満足しましたが、その少女は完全には喜びませんでした。なぜなら、その少女は一日のうち唯一母親と長い時間会話できる機会を、その井戸ができたことによって奪われたからです。その少女は井戸ができたことによって別の仕事に就かされました。この事態は「歩いて水くみをする」=「かわいそうなこと」という思い込みによるものだったのです。
何が言いたいかというと、私たちと現地の方の価値観は違うのであり、どちらが「正しい」ということも「間違っている」ということもありません。だから、日本人の価値観の押しつけになるような支援はしたくないと思っています。
一方で、「命」はどうでしょうか。殉死などという言葉もありますが、少なくとも水問題によって命が奪われることは誰も望むところではないのではないのでしょうか。どんなに文化や価値観は違えど、「命は大切」です。だから、私たちはこの「エチオピアにおいて水が原因で亡くなる人を減らす」という夢を掲げています。そしてその支援の中でも価値観の押しつけにはならないような支援がしたいため、「本当に必要な支援を、必要なところに」という言葉を理念に掲げています。
現地支援をする上でも、アフリカに関する活動を国内で行う上でも、現地(CHEKAの現地支援地、もしくはアフリカ全般)について知ることは非常に重要であると考えます。
誤った支援や、誤った情報発信をしないよう、しっかり現地のことを学んでいきます!
そして、私たちにできる支援を模索します!
(アフリカ人の大学生とZoomお話会)
チャリティイベント等で寄付金を集めていきます。そして、長年現地での水問題支援の活動をされている協力NPOに寄付をします。寄付金は、"本当に必要な支援"に使ってもらいます。
(チャリティイベント スマブラ大会)
私たちCHEKAメンバーは、CHEKAに入った当初はアフリカについてほとんど何も知りませんでした。しかし、国内で多くのアフリカ人の方やアフリカに渡航経験のある方からのお話を聞いたり、アフリカについての勉強会をしたりして、たくさんのことを学びました。そこでわかったのは、アフリカにはとても素敵な文化や価値観があるということでした。
日本では、このようなアフリカの一面はまだまだ知られていないため、私たちはアフリカの問題だけでなく、このような素敵な部分をたくさん発信していきたいと思っています!
今後の大きなイベントに関して・・・"アフリカフェス"を2021年10月に開催します!(詳しくは→https://pando.life/cheka/services)
(アフリカ料理販売出店)
2021年春に現地エチオピアに渡航することを現状の予定としています。この渡航がCHEKAの第一回目の渡航となるため、まずは現地のことを知り、そして私たちにできる活動を行っていきたいと思っています。現地での具体的な活動は、協力NPOと話し合って決めていきます!