皆さんこんにちは!今日は私の所属しているCloverについての想いを話させていただきます!
私はこのサークルに入るまで、日本のことしか知らない学生でした(いまもそうですが)。パスポートも持たず、もちろん海外などいったこともなく、難民どころか外国の方とさえ殆んどしゃべったことのない、そんな学生でした。大学に入るころには海外に触れる機会も増えてきましたが、それでも外国はどう接していいかわからない未知のもの、というイメージがありました。
そして、その経験のままメンバーになりました。サークルでは、主に東日本入国管理センターの被収容者さんへの面会活動を行っています。被収容者さんは、難民申請を希望している人や、ビザ切れで収容された人など、多岐にわたります。当然、私も面会に参加することになりました。
外国すら未知であった私にとって、難民とは想像もつきませんでした。いったいどんな人なのだろう、怖い人なのかな、いろんな考えやイメージが頭を回りました。しかし、実際に会って話してみると、普通の優しそうな外国の人でした(語弊があったらすみません。その時の素直な思いをそのまま書いています。)。
こうして会って初めて、私は自分自身の中にあった誤解、差別が解けていくような感じがしました。それと同時に、この普通だな、という考えすら差別を前提にした考えであることに気づきました。ニュースや教科書で見る難民と、実際に会う難民とはこれほどまでに違うのか、と驚かされました。
また、被収容者の方との会話は、違う文化圏に生きてきたからこその考え方の違いがなどの発見が多く、一方的に支援しているだけではなく、彼らから学べることもあることに気づかされました。
元被収容者の方の話で、話を聞いてもらうだけでも支援として大きな価値がある、と聞きました。まさにその通りで、毎日同じ生活で精神的に苦しいであろう被収容者の方も、私たちに会うときは笑顔で楽しそうに話をしてくださいました。このことは活動のモチベーションにつながるものでした。
Cloverに入る前であれば、こんなボランティア活動に意味なんてあるのか、そんな風に思ったと思います。どうしようもない、仕方のない問題と考える人も、多いのではないでしょうか。しかし、日本にも確かに難民は存在し、苦しんでいる人がいる。そのことは多くの人が知るべき事実であると考えます。私たちの活動は、そうした小さく、聞こえづらい叫びを拾い上げ、広く伝えることに目的があります。この伝えること自体は小さな一歩です。しかし、この活動が広く伝わり、問題意識を多くの人に持ってもらうことは、難民問題を少しでも改善させるための大きな一歩になります。
私は、こうした一連のCloverの活動に仲間とともに取り組めている事を、誇りに思うとともに幸せに感じています。そして、価値観を根底から覆し新たな価値観、考え方を与えてくれたサークルに感謝しています。これからも、可能な限り活動を継続させていきたいと思います。そして残りの一日一日を仲間と楽しく、時には真剣に活動していければと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは!