なぜ難民支援をするのか

この記事を読んでくださっている方へ。

難民って遠い国の話だと思っていませんか?

 

日本にも難民がいます。

 日本では国民の関心が難民へと向かないのが現状です。

そうした中、日本社会での外国人への待遇や入国管理庁の外国人収容所の環境もなかなか変わらず...


 私たちCLOVERは定期的に東日本入国管理センターに収容されている外国人の方たちと面会をし、彼らの心のケアを図っています。収容所での生活に精神的苦痛を感じている彼らに少しでも元気になってもらいたいと思い、私も活動をしていますが、私たちのような小さな団体の活動では外国人を取り巻く現在の環境や社会を直接変えるほどの力はありません。そのために、しばしば私たちの活動は被収容者さんたちのためになっているのだろうか、果たして意義のあることなのだろうかと悩んだ時期もあります。


 そんな中、とある外国人の方からこんな話を聞きました。現在、収容が長期化している中、閉じ込められた空間で自由を奪われた生活を半年以上もすると精神が病んでくると。毎日同じ人達と生活を共にするので話題も尽きるし、表情を動かしたり感情を豊かに表現したりすることも日常の中で徐々に失われていくようです。そんな時、CLOVERが面会に来てくれるおかげで心が救われると言っていただきました。日々の環境から一時的にですが離れ、外部の私たちと話す時間というものは彼にとって特別なものだったようです。


 そこでふと考えてみました。確かに私たちは社会を大きく変える力はないかもしれません。ですが、外国人の方を精神面でサポートすることはできます。そして、何より私が難民支援を続けるうえでのモチベーションは、支援を通して彼らが少しでも笑顔になってくれること、そして先ほどの話にもあるように、彼らから感謝の言葉をいただけることで、少しでも彼らに貢献できているという実感です。

 

微力ではありますが、外国人の方にとって少しでもプラスになっていると思います。そして、今のところこうした活動には終わりがなく、継続的な支援が求められます。彼らに寄り添い、彼らに対する理解が深められるよう日々努力しつつ、活動に励んでいきます!

ここまで読んでいただきありがとうございました!