【学生に今読んでほしい1冊】ネクストカンパニー

「ネクストカンパニー-新しい時代の経営と働き方-」
別所 宏恭 著
好評発売中!!

今回ご紹介する、学生の皆さんに読んでほしい1冊は
9月10日(金)に刊行した「ネクストカンパニー 新しい時代の経営と働き方」です。

私がこの本を読んで、今の日本の状況にいる中で
感じたことをお伝エしたいと思います。

著者の別所さんは、レッドフォックス株式会社で代表を務められる経営者さんです。

日本はこれまで、「いかに安くていいものを提供できるか」
で勝負していた部分があります。

ですが、安くていいものでやっていけるのは
大量生産・大量消費の時代だからです。

人生100年時代と言われている昨今。
高齢者が増える中、働く世代は減っていき、
全体的な人口減少は避けられない状況になっています。

また、ミニマリストやシェアの時代と言われる現在
モノを持たない若者も増えています。

そんな状況で、安くていいものを作って会社を経営し続けられるでしょうか。
きっと、難しい事と思います。

そんなこれからの日本を生き残っていくにはどうすればいいか。
それは「高く売る」ということです。

日本は現在も安いものを良いとしていますが、
モノを基本的に持たない人からすれば、モノを持つとき
いかにいいもの、気に入ったものをと
こだわる動きになってきました。

モノをあまり買わないということは、
1つ1つに投資できる金額が上がったということです。
そこにはそれぞれの人が持つ「価値観」が大きく関わります。

下請け会社を経営していた著者である別所さんは、
子どものころから「一生懸命真面目に働くこと、ウソをつかないこと」を
公務員であるお父様から強く言われて育ってきました。
その結果、会社を経営するときもまじめに嘘をつかず誠実に取り組みました。

ですが、どんなにまじめにしっかりと仕事をしていても
下請け会社というのは、不景気になれば切られてしまうものです。

そんな状況から打破すべく奮闘した別所さんはある言葉に出会います。

「資本主義社会では、価値観の差が利潤になる」
                       byヨーゼフ・シュンペーター

人間にはそれぞれの持つ価値観があります。

私のようにドラマが好きでテレビをたくさん見る人
大好きなフィギュアを集めている人
ビンテージのお酒が好きな人。

私にとって100万円でも安い!と思うものが
1円の価値も感じない人が世の中にはいるのです。

フリーマーケットで100円で売っていた缶バッジが
ファンからするとプレミアもので5万円で買いたい。

そんなこともあるのです。

資本主義社会ではこのような価値観の差によって
高く売ることができるようになります。

これからの時代は、企業も、個人も
今までのやり方では今まで通りの生活は送れません。

学校では教えてくれない知識を自ら学び
挑戦していかなければ、明るい未来を見ることも難しい。

私もその一人です。

これから働き、日本を支える若い皆さんにこそ、
今、読んでほしい1冊です。

明るい未来を迎えるために、
まずは手に取ってみてくれたら嬉しいです。



学生オススメ本
1件
菅 一行
2021.09.16

これは学生にとってもビジネスパーソンにとっても必要な考え方。将来、日本がどうなるのか、その時自分は何も出来ないか、事前に知って行動するかで未来は変わります。すごくいいヒントがあるので読んでもらいたいですね。