チームとして、個人として

専修大学男子ラクロス愛好会2年G、2021年度副主将の山本圭です。

 専修大学男子ラクロス愛好会は現在、関東学生リーグ3部に所属しています。私は、大学に入学した2019年4月にこのチームに入部しました。

 まず始めに簡単ではありますが、私のスポーツ歴を記させていただきます。小、中学生時代は地域の軟式野球クラブで野球に打ち込みました。高校入学後は、元々格闘技に興味があったこともあり、柔道部に入部しました。3年間で大きな結果を残すことはできなかったものの厳しい環境に身を置き、競技の技術はもちろんのこと、それ以外にも多くのものを学ぶことができた3年間になったと自負しています。

 このような経歴を歩んできた私は、大学に入学する時に「今まで自分は“スポーツ”というものを通じて自分を律していた」ということを感じました。同時に「もし自分を律する場所を持たなければ、好きに遊んで、何も得ずに大学を卒業することになる」と感じました。その中で“ほとんどの人が大学から始める”というスポーツがあることを知り、そのスポーツを“自分を律する場所”と決めました。

 

 私は2021年度チームにおいて、副主将という立場で活動することになりました。これまでのチームは毎年、上のレベルを目指していたものの試合をするたびに大差で負けて、それが“当たり前”となってしまう状況が続いてしまっていました。新チームではそのような状況から脱却し、強いチーム作りを目指しています。

 副主将という立場でどうやってこの強いチーム作りに携われるか考えました。私の中でそれは“プレーでもプレー以外でもチームメートに頼られる存在になる”というものでした。   

 私はゴーリーというサッカーで言えば、ゴールキーパーのポジションです。“あいつなら全部のショットを止めてくれる”プレーの中では、練習や試合をしていく中で結果を残していけば頼られる選手になれます。

 一方、“プレー以外で頼られる存在になる”ということですが、こちらは長い時間がかかるものであると思っています。ラクロスの競技の特性上、学生が主体となって活動しています。“誰かがやらなきゃいけないことを率先してやる”このことがプレー以外で周りから頼ってもらう1番の近道です。文章にすれば簡単に見えますが、これをやることは簡単なことではありません。簡単ではないからこそ、副主将という立場である自分には大切なことであることは間違いありません。

 

 さて、ここまで私個人のことを書いてきましたので、私が所属するチームについて少しご紹介させていただきます。

 専修大学男子ラクロス愛好会は現在、23名(マネージャー2名含)の所属員で構成されています。2021年度のチームではその全員が、チーム運営に関わる4つの班に振り分けられ、各々の班活動を通して“強いチーム”作りをしていく方針が決定しました。

 昨年度までを顧みると、グラウンドの外でそれぞれがチームを考える時間はそれほど多くなかったと思います。練習をする、試合をして負けるの繰り返しなのにイマイチ何が悪かったのか分からない。このような状況が続いてきた結果が、毎年のチームの課題であったことは間違い無かったのです。この課題を解決するための方法として班活動を取り入れることとなりました。

 

 私たちがやっているのは、スポーツです。スポーツというのは相手がいて、片方が勝者、片方が敗者となる争いごとです。

 “結果よりも大切なものがある”という意見はもちろんあると思いますが、それは結果を求め続け全力でやりきったという自信を持った者しか口にすべきではない。私はそう思っています。

 

 長いようで短い4年間ですが、既にその中の2シーズンが過ぎ去ってしまいました。

 最後になりますが、私が将来なりたい人物像を記させていただきます。

人に憧れられる人

これが私の理想の人物像です。私は、幼い頃から色々な種類の人物に影響を受けて育ってきました。野球選手や格闘家、先生や親など有名人から周りにいる大人まで多くの人が私の憧れの人でした。

やばい、カッコよすぎる俺

2018年に惜しまれながら亡くなった総合格闘家・山本"KID“徳郁選手が、試合後のマイクパフォーマンスで放った一言です。彼もまた私の憧れの人の一人です。この言葉のように、自分の一つ一つのプレーや行動に自信を持って“俺ってカッコいい”と思っていることで誰かが私を憧れの人として見てくれるのだと信じています。

 

 長い記事となってしまいましたが、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

2020.12.31

専修大学男子ラクロス愛好会2年 副主将 山本圭