当団は特定の大学、身分、立場といったバックグラウンドを問わず、ただ純粋に音楽を愛する人々の集える場を目指して1998年秋、東京大学の学生を中心に約60名の有志によって創立されました。 当初はフォイヤーヴェルクの名の通り、花火のように一発大輪の華を咲かせてみようというほんの好奇心から出発しましたが、20周年を迎えた現在では毎回の演奏会で満員近くのお客様にお越しいただくまでになりました。
指揮者には鷹羽弘晃、大町陽一郎両氏、指揮者、ソリストとして元東京カルテット1stヴァイオリン奏者原田幸一郎氏を、ソリスト、トレーナとして元バンベルクソロヴィオラ首席岡田伸夫氏を筆頭に、元東京カルテット2ndヴァイオリン奏者名倉淑子、元バンベルク首席ホルン奏者水野信行、他各氏をお迎えして、年二回の定期演奏会を中心に活動しております。
当楽団のコンセプトは、オーケストラであることとサークルであることを両立させ、何よりもお客様に楽しんでいただける演奏を目指す、という点にあります。また、トレーナーの先生方も参加していただき、皆で舞台を作るという面は、音楽を知り、楽しみ、創る、という点でなかなか得難い環境となっています。東大の五月祭と駒場祭などでは、音楽の人を楽しませるという点を踏まえた上で、従来のクラシックのスタイルだけでなく、音楽の様々な可能性も追及していきたいと考えています。