プロジェクト(スタツア)について

スタディツアーでは、現地の子ども達と交流を深め、信頼関係を構築するため、様々なレクリエーション(プロジェクト)を各班に分かれて行います。

今回はそのプロジェクト内容について紹介させていただきます。

【折り紙】

ネパールの学校には、基本的には、日本で『主要5教科』と呼ばれるような授業しかありません。つまり、日本の小学生の多くが楽しみにしているであろう、『体育』や『図画工作』、『音楽』と言った授業がありません。また、山奥の方な学校になってしまうと、『理科の実験』なんてものもなくなってしまいます。そのため、私たちluckyは、ネパールの学校にお邪魔させていただいた時に少人数のグループに分かれて、日本の文化を伝える授業や、楽しんでもらえるような授業を行い、毎回好評をいただいています。

そんな中から今日は折り紙のプロジェクトの共有をします。

ネパールの学校の授業は基本的に全て英語で行われることになっています。

ただ、生徒全員が英語を喋れるのかというとそんなことはなく…低学年や中学年の子供達は簡単な単語くらいしか理解できないということもあります。

そんな中どうやって折り紙を教えようか…考えた私たちは大きな新聞紙をネパールの子供達の前でお手本として折り紙をすることにしました。

少しでも日本らしいものをということで、『カブト』を作り、日本の侍がかぶっていたんだよという話からそのまま『剣道』の授業に!大きな声で「メン!」「ドウ!」「コテ!」と一生懸命に叫ぶ子供達はとても可愛かったです。

【シャボン玉】

ネパールの学校には、日本でいう幼稚園くらいの子供がいることも多いです。その理由としては、親が共働きのため、家に小さな子どもひとりで置いておくことが出来ず、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に学校にいるなど、家庭の事情が関わっていることが多くあります。そんな子ども達にも少しでも笑顔になって欲しいとの願いを込めて小さい子でも楽しめるようなプロジェクトも用意してネパール渡航に挑んでいます。

その中の1つが『シャボン玉』です!シャボン玉は現地で洗濯のりや水、砂糖などを混ぜて作ることもできるのですが、現地でももちろん水は貴重なため、日本から持っていくことにしました。

そのほかにもタコ糸とポールを持っていき、大きなシャボン玉を作ったり、紙コップをくり抜いて、みんなでシャボン玉を作ったりしました。シャボン玉を見つめる子供達の瞳は輝いていてとても綺麗でした。

【竹トンボ】

皆さんは竹トンボを飛ばしたことはありますか? 

今は公園とがでも飛ばせないところが多くなりましたが…

そんな竹トンボを作って飛ばすというプロジェクトもありました!竹でできたものを持っていくのは大変だし手間もかかるので、日本でプラスチックの薄い板を少し加工して、竹串とともに持っていきました。

最初は飛ばすのに手間取っていた子ども達も、何度かやるとコツを掴んだようでネパールの空に向かって竹トンボを飛ばしていました。

【ジャンケン列車】

幼稚園のお遊戯会の時とか小学校の頃とか、ジャンケン列車がすごく楽しかった記憶があります。単純にジャンケンをして負けたら勝った人の後ろにつく、そしてそれを繰り返していくだけなのになんであんなにも楽しいのでしょうか…

現地の子ども達はジャンケンを知っていると聞いていたので、そのつもりで向かったのですが、村の方にはジャンケンがなく、ジャンケンを教えるところから始りました。ネパール語と日本語を喋ることができるガイドの方の協力を仰ぎつつ、なんとか教えることができたものの、あまりうまく伝わっておらずクラス中のみんなが『チョキ』を出し続け永遠とあいこが続くというトラブルがあったものの、最後にはみんな楽しそうに1つの列車となっていました。

【ペットボトルの空気砲】

 小学校の頃、テレビなどででんじろう先生なんかがダンボールで空気砲を作っているのをみて憧れましたよね…

今回の空気砲はペットボトルで作ったものを使用しました。ペットボトルの飲み口付近を残して残りを切り取り、切り口に風船をつけるという形で、空気砲を作って日本から持っていきました。

子ども達には打つための的を作ってもらい、それを空気砲で撃ち抜くという形になりました。

みんなとても楽しんでいる様子でした。


以上がスタディツアーのプロジェクト内容になります。このように、私たちは様々な方法で現地の子ども達と交流を行っています。ありがとうございました。