OB会 会長メッセージ

目白の地は君の大舞台にふさわしい

学習院輔仁会ラグビー部OB会 会長

飯沼喜規 


私たち学習院大学ラグビー部は、早稲田・明治・慶応・帝京といった強豪大学がしのぎを削る関東大学ラグビー対抗戦グループで長く戦って来ましたが、AグループとBグループに分かれることになった平成9年以降は、Bグループに所属しています。

現在はAグループへの昇格が悲願の目標でありますが、過去幾度も入れ替え戦でAグループ大学と対戦するも、あと一歩のところでその高い壁に跳ね返されてきました。


そこでOB会や大学現役に高等科・中等科現役をも加えた学習院ラグビーの総力を結集し、近い将来に対抗戦Aグループで2勝するチーム作りを具体的な主目標とした長期強化計画を策定し、その実現に向け様々な取り組みを行っています。


今日の大学スポーツ界では、優秀な高校選手を獲得する為の競争が日々エスカレートしています。

特にスポーツ特別推薦制度もなく、ほとんどの学生が一般入試を経て入学し、通常の授業においてもスポーツ選手を特別に優遇をすることのない我が大学においては、その厳しさは他大学の比ではありません。


しかし、私たち学習院大学そしてラグビー部は、有名強豪大学や同クラスの競合大学と比べて、選手育成を始め優れ誇れるものをたくさん保持しています。

一つ目は、学習院大学そのものが持つ様々な魅力やブランド力に代表される総合力です。

学習院大学は、東京目白の広大なキャンパス内にグラウンドを含めた全ての施設があり、大学生活4年間を通じ全学生が、同一キャンパスで過ごす事のできる都内における唯一の総合大学です。

この恵まれた環境から、様々なメリットがキャンパスライフをより有意義なものとしてくれています。

また各分野の優秀な教授陣に加え、少数精鋭教育方針の下に施される様々な教育プログラムも常に世間から高い評価を受け、その結果として、大学のブランドイメージランキングや就職実績ランキングでも常に上位の評価を獲得しています。


二つ目は、ラグビー部が持つトータルパワーです。

わが学習院大学ラグビー部は、ラグビー界屈指の歴史と伝統を誇り、日本ラグビー協会をはじめ下部協会でも多くのOBが活躍しています。また、強力なOB組織に支えられた現役への支援体制は、上位の強豪大学にも匹敵すると言っても過言ではありません。


各種ユニフォームや公式戦試合球の提供をはじめ、タックルバックやタックルマシーンなど練習用具の支援はもちろんのこと、フィットネスコーチを含め各方面のトップコーチによるコーチングの教授に加え、聖路加病院のスポーツ専門医の先生との連携など、様々な取り組みを行っています。そして就職活動におけるOB会の支援は絶大です。

毎年、早い段階でほぼ全員が第一志望先への就職が決まり、秋のシーズンに向け心置きなく練習に取り組む環境を勝ち得ています。


高校生の皆さん、私たち学習院大学ラグビー関係者一同は、皆さんが私たち学習院ラガーの一員として、その中心としてグラウンドを駆け巡り、学生生活を謳歌していただくことを心から願っています。

そして、学習院大学生としての学問やラグビーを通して得られる経験や真の友は、きっと一生涯の宝となることを確信しています。


最後になりましたが、皆さんが充実した高校生活を送られ、学習院大学へ進学されますことを学習院ラグビー関係者一同心より祈念しております。全力で頑張ってください。

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