4年間を終えて

こんにちは、4年のみわです!
今回は、ラクロス部での4年間を振り返って書いていこうと思いますので、最後までお付き合い頂けましたら宜しくお願いしますm(_ _)m(※長文注意)

私が今、部活を引退して思うのは、本当に代え難い、貴重でいろんなものが詰まっていた時間だったなということと、ここで4年間を過ごせて幸せだったなということです。
おそらく昨年の自分はこういった言葉はきれいごとのように感じていて、自分は絶対書けないと思っていたと思います。でも、今はそれが素直にはっきりと自分の中に出てくる感情です。


4年前くらいの私はラクロスなんて全くもって興味もなく、ましてや部活に入ろうなんて思ってもいませんでした。ですが、少しの興味と先輩方の魅力で動き出していて、今に至りました。私には行動力は決してないし、何かなりたいものややりたいことがあっても、その過程で自分が出来なさそうなものがあると、諦めて来ていました。だから、それまでの18年間、やりたいとか面白そうとか、自分の頭がビビッと反応したものは沢山あっても、結局挑戦できたことはほとんど無かったように思います。しかし、ラクロスに対して面白そうと思って、そして挑戦してみるという選択肢が自分の中にすんなり降りてきたくらいの、この環境があったことはまず自分にとって幸せで、恵まれたものだったのかもしれません。むしろ、私は挑戦というほどでも無くただ面白そうだからやりたい、くらいの気持ちだったので、そんな気持ちでも入部出来たくらい、壁を感じさせないものだったように思います。
そして入部してからは本当に様々な経験をした気がします。純粋に試合に出たい、基礎技術を磨こう、自分なりには一生懸命やってるのに試合には出られない、など、いろんな感情やそれによる行動があって…という繰り返しでした。これらどの場面も貴重な瞬間で、無駄では無かったと思います。けれども、私はその過程でこのサイクルを、だんだん悪い方に悪い方に持って行ってしまっていました。もう少しだけやれるだけ頑張ってみたり、考え方を変えてみたりすれば良かったのかもしれません。でもその時の私は、本当に一点しか見えなくなっていて、自分からネガティブな考え方に陥っていたと思います。あの時は、頑張ってるのになんで?とか、なんで自分は真面目に基礎技術とかトレとかと向き合ってるのに?とか、そんなことばかり考えていたし、周りにもそういう感情ばかり溢れていたし、悔しくて人とか技術とか、いろんなことと向き合うのが凄く嫌になっていました。そんな感じで、手抜きするようになって、そこからその期間も凄く長かったです。自分で勝手に諦めて試合に出られないのを分かり切った振りして逃げ続けていたし、出たい反面、出るのが怖いから安心感さえ覚えていたし、自分がどうしてそう思って何が原因なのか、どうなりたいのか、掘り下げることもしなくなっていました。


そんな風に私は時間を少し無駄にしてきてしまいましたが、最後の最後に訪れたきっかけは、しっかりと無駄にせずに気付くことができたことが本当に幸いなことでした。昨年の自粛期間中、オンラインでの練習は正直あまり身が入らず、少し雑にこなしていました。しかし、技術幹部が基礎的な練習から何まで、丁寧に要点を整理したり、片っ端から技術動画にコメントをくれたりすることに、自分の適当さが少し申し訳なく思えたりしたんだと思います。そして自分もちゃんと向き合わなきゃと、少し思えたんだと思います。自分でもなぜそう思えたのか分かりませんが、おそらく技術幹部を含めみんなのラクロスや部活に対する向き合い方と自分のそれでは明らかに違うことに改めて気付かされたのもあるかもしれません。とは言ってもまだ180°考え方が変わって前に前に…という訳でもありません。その後も沢山きっかけはありました。
外部グラウンドにて練習が再開し、新たなチームの戦術が生まれたことも私にとってはきっかけとなりました。その戦術は、いつもコートに立ってもやるべきことが分からずモヤモヤしていた私にとって、明快なものでした。そのため、やりたい形を達成することを目標として取り組むことができたのです。そこからまず私は、やるべきことを決めて、分かってコートに立つことは責任であるということに、恥ずかしながらこの頃に改めて気付き、そして何よりも、その方が時間をやることに存分遣えること、達成できれば楽しいということにも気付くことができました。これらは全部当たり前のことで、とっくの昔に気付くことだったのかもしれません。でも私はこれまで、これらに気付く機会が沢山あったのかもしれないけど、毎度、気付く前に勝手に諦めていたのかなと思います。そして、そこからはだんだんとやることが見えてきて、今まで嫌いだったビデオミーティングも少し楽しくなってきて、自分の考えを伝えたいとか、みんなに追い着きたいという想いも少し湧いてくるようになりました。これだけでも私にとっては気持ち的に大きな変化だったと思います。しかし、その後もまだきっかけはありました。
練習試合で、やりたい形が明確になり、以前より本当に少しだけ自信を持って試合に臨むことができ、実際、それ達成するべくプレーをしていました。でも、こちら側がボールを持っている時間もあるのに、なかなか点も決まりませんでした。その時、コーチのじょーじさんから「2on2をやろうとすることはみんなできることだから、みわにしかできないことをやってみて」といったことを言われました。そのようなことは以前にも言って頂いていました。でもその時は、そうはいっても自分は実際に試合で1on1を活かしたこともないし、ということは強みでもないんじゃないか?と思っていました。だけども、自分は1on1を活かせなかったという以前に、そもそもほとんどやってみてもなかったんじゃないか?やっていても、とりあえず1on1を仕掛けなきゃいけないからやっていたんじゃないか? やってみないと、自分の培ってきたものを活かしてあげないと、自分自身も自分の存在意義を見出せないし、ましてや周りも私を活かせないんだと、そこで初めていろんなことが繋がって、気付くことができました。そして、何より自分はダッジが好きで、1on1が好きで、一番自分が探求してきたことだから、自分がそれをどんどんやっていくことが楽しさになると確信しました。おそらく、自分の強みやを活かしたりやりたいことをやることは、別に出しゃばりでも何でもなく、むしろそれがチームの勝ちのためで、自分のためなのだということ、チームがやろうとしていることをただやるのではなく、それを達成するために自分が出来る役割を探して全うすることが責任だということなど、じょーじさんの言葉から一気にぶわっと自分の中で見えてきたように思います。それと同時に、周りからこういった言葉を貰えるのも今度こそ本当に最後のような気がしました。周りから何度か褒めて貰えたこともあったけど、結局自分自身が認めてあげていなかったんだと思うと勿体なかったですが、今度こそまたっきっかけを逃したくないと思ったんだと思います。そこからは、おそらくがむしゃらに1on1を掛けていたし、自分が1on1で勝負したいという想いでいっぱいだったと思います。

そして特別試合最終戦、自分でもあの瞬間は本当に幸せでした。4年生にも関わらず、最後の最後で恥ずかしながら、初めて自分のやることをしっかり決めて臨めた試合でした。シンプルで初歩的な目標ではあるかもしれませんが、自分が1on1で勝負し続けるというもので、自分は、そこに対する揺らぎは全くありませんでした。もちろんカッコつけた言い方はしたものの、いろんな緊張はしました。でも、今までには無かった、自分のやることを達成するんだということに対する緊張感もあったと思います。そして、もうそれだけでも自分にとっては大きなことなのに、形としても残すことができました。チームにとって私の1点は大した役目を果たしていませんが、それでも私にとっては、初めて自分がやると決めたことをやって、初めて得た点で、そしていろんな人が声を上げてくれたことが本当に幸せな瞬間で、忘れられない瞬間になりました。

これまで散々、自分にも周りにもひねくれた態度を取ってきて、結果までの過程が長かった割に、結果はほんの小さなものだったかもしれないし、もう少し早く違う考え方をできていたらなという後悔も少しあります。そしたらもっと楽しくダッジを切って沢山1on1を掛けられていたのになと、少し惜しい想いもあります。でも、最後の最後に沢山のことに気が付けて、自分のしてきたことが間違いというより、見方や考え方、捉え方を変えられたら良かったんだなとも思えただけでも幸せなことだったと思います。

私はこの記事で、あくまで這い上がってきたとかそういうことを言いたいのではなくて、ただ、本当にきっかけはいろんな所にあるし、見方や考え方、捉え方など、視点を変えるだけでも全然違う形で映ることも沢山あるんだということに、ほんの少し気付けたことを残したくて、書いています。また、最近でも下級生の技術動画を見ていると、カッコ良いなあと凄く思います。自分も、やり方や向き合い方次第であんなにカッコ良くなれる可能性のある場所に居たんだなと思うと、やっぱり少し惜しいです…(笑) 

最後になりますが、こんな長文を読んで下さった方が居ましたら、本当にありがとうございました(TT)
そして、やりたいと思えて、ラクロスに関わる機会があったことやきっかけを与えてくれた部員のみんなやコーチの方々、先輩方など、いろんなことに感謝しています。