GUIBOは起業家甲子園の近畿地区予選で最優秀賞を獲得し、シリコンバレーでの1週間の研修の権利を獲得しました。
この記事では、そのシリコンバレーで行われたシードA限定のピッチに参加した体験を書いていきたいと思います。
決戦前夜
その日は朝から連続で授業を受けたのと時差ぼけでへとへとでした。
しかし明日は、シードA限定の格式高いピッチコンテストで、僕たちのチームからも代表を選んで展示させてもらえるとのことです。
何も用意をしてなかった僕たちは徹夜を確信しました。
まずは代表決めです。9人の中から2人を選びます。みんなで話し合った結果、サービスが形になっているGUIBOと宮崎大学のpioneer porkが選ばれました。
よしじゃあ今から展示物を作ろうと開始したのはpm10:00です。
みんなが真剣にGUIBOのことを考えてくれて、どうすればGUIBOが伝わりやすいか議論し、足りない資料や図はプログラミングコンテストの覇者達が秒で作ってくれました。豪華すぎる、、(笑)
決戦の朝
なんとか朝4時までには展示物が出来上がり、2時間睡眠することが出来ました。
展示物を更にブラッシュアップしてもらうために、眠たい目をこすりながらMenlo 大学へ向かいます。
Menlo大学はビジネスを学ぶのにに特化した大学で、在籍する大学生は優秀な人が多いです。
そのなかでも起業経験が豊富でとりわけ優秀な学生の方々に展示物を見ていただきました。
修正!修正!修正!
Menlo学生たちの的確なアドバイスにより、徹夜で作った僕たちの展示物は180°の変更を余儀なくされました。
出発まであと一時間、がんばれ俺ら!!!
そして何とか出来上がったのが以下の展示物です。
一抹の不安を覚えながらも、ピッチ会場へ向かう車に乗り込みます。
会場到着...。え、ツイッターの本社でやるんですか
なんとピッチコンテストはツイッター本社の中のスペースで行われるそうです。
格式が高すぎるとビビりながらも開始時間が近いため、中に入ります。
シードA限定ということで、多くも投資家やVCが集まっており自分たちの場違い感をひしひしと感じていました。
この段ボール一枚で、、、まじか。と心配してる時の写真です↓
そしてこのピッチでは参加者全員にフェイクマネーが配られます。
引率の方に聞いてみると、8組いる出場者のうち5組しかプレゼンできないというルールで、その5組の決め方は今からの30分間で会場にいる人たちからフェイクマネーをいくら集められるかで決められるそうです。
アピールタイムスタートです。
シードA限定ということもあって、みんさんプレゼンをするために必死にアピールします。
ここでプレゼンが出来、投資を受けられるかどうかはサービスの成功を左右します。
僕もフェイクマネーを片手に出場者のアピールを聞きに行きます。
もちろん英語が分からないと判断できないので、ポケトークを片手に持っていきました。
結局、ポケトークでは会話がすすまず通訳の方に来てもらいました。
そんなこんなでみんなの話を聞いてると、自分たちの展示物を見ている人を発見!
急いでその人のところへ行きます。
彼はGUIBOをおもしろいと言ってくださり、僕たちにフェイクマネーを投資してくれました。僕たちは対象外なのですがうれしかったのでそのまま貰いました。
超ドヤ顔(笑)
ピッチスタート
まず最初に、本線に出場する5組が発表されまました。
残った3組は救済措置として1分のプレゼンを許可されていましたが、短すぎてほとんど何も説明出来ていませんでした。
そしていよいよ本選スタートです。シードAということもありハイレベルなプレゼンが続きます。
日本とのプレゼンの違いで思ったのが、どのプレゼンでもチーム紹介にかなりの時間をかけていることです。
シリコンバレーには「スタートアップの成功のために必要なものはチーム、チームそしてチームだ」という言葉があるように、チームが重要視されていることが分かります。
そしてシードAのピッチということもありプレゼン後には必ず希望投資額を言います「500万ドルです」と平然に答えており、度肝を抜かれました。
すべての発表がおわり、写真右側の男性の決済システムのプランが優勝となりました。
そして司会者が最後に「今回の大会は女性が多く参加してくれて素晴らしい」と締めくくります。
シリコンバレーではこのような女性に配慮する言葉をたくさん聞いてきました。
日本よりも男女平等に対する意識の高さを感じ、女性に配慮できることがリーダーの資格であるように思えました。
学び
先進的なピッチコンテストに参加させていただき、非常に貴重な体験となりました。
中でも印象に残っているのが、本選出場者を決めるフェイクマネーを使った仮想投資です。
ビジネス成功のために必須な営業能力を問えますし、オーディエンス賞よりも観客一人一人がピッチに深く関われるので、ぜひ日本のピッチコンテストにも導入してみては良いのではと思います!