【秋季リーグ 開幕戦 vs立大】

[スコア]
立教 | 000 000 000   | 0
法政 | 102 002 00× | 5

[バッテリー]
池田大(6回),藤野(1回),青柳(1回),久米(1回)-髙井

[スタメン]
⑥大貫
③野中
⑨高橋
②髙井
⑤飛田
⑧安松
⑦利渉
①池田大
④小池勝

全日本大会から1週間。
秋リーグ制覇、そして再び全国の舞台へ立つため、新たなスタートを切った。

開幕のマウンドには、池田大晟。3季連続で開幕投手となった。

初回。先頭の本田をピッチャーゴロに打ち取ると、2番折橋、3番佐塚と三者凡退に切り、幸先の良い立ち上がりを見せる。

その裏の法政。1番の大貫がライト前に落とすと、快速飛ばして一気に2塁へ。続く野中がきっちり送り、1死3塁といきなり先制のチャンスをつくる。迎えた3番高橋はサードフライに倒れるも、続く髙井が初球を捉え、右中間にツーベース。全日本では3試合とも追いかける展開に苦しんだが、久々に先制点を挙げる。

池田は、2回・3回とランナーを許さず、立教打線の1巡目を完璧に封じ込める。

すると3回。1死から1番大貫が再びライト前ヒットで出塁すると、盗塁を決め2塁へ。続く野中もセンター前にヒットを放ち、同じく盗塁し、2,3塁のチャンス。ここで前の打席では凡退した高橋がレフト線にしぶとく運び、2点追加。立教先発の1年生・川島を序盤から攻め立てる。

しかし直後の4回。池田は1死から2番折橋にツーベースを打たれ、この試合初のランナーを背負うと、2死から四球で秋野を歩かせ、1,2塁のピンチを招く。ここで迎えるは好打者・金子だったが、最後は力で押してレフトフライに打ち取り、0点で切り抜ける。

4回・5回と、池田はヒットからランナーを許し、2塁まで進塁されるものの、後続を粘り強く断ち切り、簡単には点を与えない。
一方の法政は、4・5回と三者凡退の攻撃が続く。

3点リードで折り返した整備後の6回。先頭の本田を三振に仕留め1死とするも、2番折橋にセンター前に運ばれる。続く佐塚のところで盗塁を決められ、またしても1死2塁とピンチを迎える。しかしここで、クリーンナップを断ち切った池田。佐塚をショートゴロ、続く秋野をセカンドゴロに打ち取り、ホームを守る。

するとその裏の攻撃。先頭の高橋が四球を選ぶと、続く髙井がヒットで1,2塁とチャンスを拡大する。5番飛田のゲッツー崩れと盗塁により、1死2,3塁とすると、6番安松の内野ゴロの間に高橋がホームイン。さらに続く利渉のところでパスボールがあり、飛田が生還。5-0とリードを拡げる。

7回。ここから法政は継投へ。マウンドには池田に代わり、2番手・藤野が上がる。
藤野は、緩急とテンポを生かしたピッチングで金子、霜田を打ち取り2死とする。ここから代打に続けてヒットを浴び、1,2塁とするも、最後は9番岡本を見逃し三振に仕留めた。

その裏の法政。先頭の藤野に代わり濱田が打席に立つと、代わった2番手岡泉の初球を捉えライトオーバーのツーベース。1死後、ふたつの四球で満塁のチャンスをつくり、迎えるはこの試合打点を挙げている3,4番。しかし、高橋はショートフライ。髙井はセンターフライに倒れ、追加点を逃す。

8回には左腕・青柳が登板。リーグ戦では初登板となる1年生は、相手の上位打線にも臆せず、2つの三振を奪う見事なピッチングを見せる。

そして9回。4人目の久米がマウンドに上がると、1死から四死球2つでピンチを迎える。しかし落ち着いていた久米。代打の篠田をサードゴロに打ち取ると、5-4-3とダブルプレー。4人の投手で一度も3塁を踏ませることなく、完封。開幕戦を飾った。



投打がよく噛み合った。
​大舞台を経験したせいか、アップやシートノックから、気持ちの強さが全面に出ていた。
連戦となる次戦。地に足をつけ、目の前の勝利を貪欲に目指す。



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