【ご報告】

​いつも弊部を応援して頂き、ありがとうございます。

この度、我々 法政大学軟式野球部は
11/14(土)より大阪府で開催されました、第43回全日本大学軟式野球選手権大会にて、創部初となる優勝を飾ることができました。

はじめに、今大会の開催にご尽力賜りました関係者の皆様、ならびに球場まで足をお運び頂いた皆様、LIVE配信や一球速報等で応援してくださった皆様への多大なる感謝を、この場を借りて申し訳上げます。

夏に出場した選抜大会では、惜しくも準々決勝で敗退し、再びこの舞台に戻ってリベンジすることを胸に望んだ今大会。初戦でいきなり選抜王者の白鷗大学と対戦も、手に汗握る延長戦を制して初戦突破。勢いに乗った2回戦では北海道医大にゴールド勝ちし、迎えた準々決勝は中京学院を接戦で下しました。37年ぶりにベスト4に進出すると、福山平成大に完封勝利を挙げ、決勝では11安打無失策と佛教大を投打で圧倒。全国常連の強豪校を次々と薙ぎ倒し、栄冠を掴みとりました。

「法政はポテンシャルだけ」
「上手いけど強くはない」
そう言われてきた時もありました。

組織のあり方を根本から見直し、また全国で通用する野球を本気で求め続けておよそ2年。
創部59年の歴史を塗り替えることができたことを大変嬉しく思います。

全国制覇経験校として、今後もさらなるパワーアップならびに大学軟式野球の発展を目指して参ります。

これからも本学への温かいご声援、よろしくお願い致します。

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また、今大会を持ちまして3年生18名と監督の米澤(4年)、コーチの田中(4年)は引退となります。

入部時当初から大きな期待がかかり、1年秋には多くの選手がスタメンに名を連ねたこの代は、その年の東日本大会も経験。2年生になるとほとんどの選手が主力としてチームを引っ張る存在となりました。しかしその分、悔しい思いもたくさんしてきた一同。新チームになると、主将の髙井を中心に、勝ちにこだわる野球を常に追い求めてきました。

技術はもちろんのこと、野球に対する意識や学年同士のチームワークには目を見張るものがあり、ここ数年の中で最もひたむきに大学軟式野球に挑戦した代であることに異論はありません。

そうして日々積み重ねたものは着実に結果となり、新チーム初の公式戦となる新人戦で優勝。選抜大会でベスト8に進出すると、秋季リーグでは本学初の完全優勝。そしてついに、この選手権大会にて悲願の全国制覇を達成し、まさに「史上最強」にふさわしい代でした。

エースの池田大晟。抜群の安定感を誇り、1年生の頃からリーグ戦や上部大会で先発を任されてきた。なかなか勝ち星がつかず苦しい時期もあったが、最後の秋は5勝を挙げて念願のタイトル受賞。優勝のマウンドにはいつも54番が輝いた。

勝負強いバッティングが持ち味の釜島優太。今大会は準決勝からスタメンを張ると、安打を量産。また夏の選抜大会では2度代打でタイムリーを放つなど、ひたむきな努力は実を結び、選手としてグランドに立ち続けた。

抜群の野球センスが光った小池勝也。1年生からスタメンを勝ち取り、堅実な守備と巧みな打撃を披露してきた。高いレベルを見てきたエリートは大学でも全国制覇を達成。チームに欠かせない存在となった。

不動のショート大貫佑馬。言わずと知れた法政のリードオフマン。日本代表に選ばれた守備力で内野陣を引っ張った。今大会は不振が続いたが、決勝で待望の2安打。出塁すると必ず生還する「大貫伝説」は、全国の舞台でも健在だった。

外野の要、安松将。広すぎる守備範囲と強肩で幾度となくピンチを救ってきた。秋は打撃も好調で、下位打線ながら首位打者に輝くなど優勝に貢献。全国を目指し続けた背番号1は大舞台でも躍動した。

北の大地が産んだ剛腕・加藤向一朗。1年冬からの入部で地道に練習を重ねてきた。ノビのある速球が武器で、この秋は出場機会に恵まれなかったが、春リーグでは主にクローザーとして3試合に登板した。

池田と双璧をなした切原侑大。入部時から長い間ケガに悩まされほとんど登板できずにいたが、2年冬に復活。翌春リーグから本格的にデビューすると、キレのあるスライダーを武器に奪三振の山を築いた。また、秋は5打点を挙げるなど、どこかやってくれそうな打撃にも触れざるを得ない。

代走やベースコーチ、ベンチワークなど自分の持ち味を発揮しチームに貢献した柳町爽瑛。10人目のスタメンとして法政の優勝に欠かせない存在だった。

センス溢れる打撃を全国に見せつけた高橋海翔。熱心に研究を重ねて打撃は年々向上し、さらに苦手としていた小技も克服した。最強世代の立役者。

大会MVPの飛田徹也は秋リーグ打点王の実力を充分に発揮した。白鷗戦でのサヨナラ打は記憶に新しい。打率・安打・打点の三冠に輝くだけでなく、打席ではそのいじめっ子気質を存分に見せつけ、相手投手を苦しめた。

秘密兵器・岡部竜也。怪我の影響と学業との両立で苦労を重ねたが、打撃センスと勝負強さを買われて今大会ベンチ入り。2回戦では代打で出場し、見事ヒットを放った。ベンチに入ると必ず勝利するジンクスはもはや伝説級。影のMVP間違いなし。

昨年はスーパーサブとして活躍も、新チーム以降はコンバートを志願するなどし、スタメンを勝ち取った努力家の野中佑翔。この秋は打率が伸びずに苦しい日々が続いたが、優勝が決まった慶大戦では貴重な先制打を叩き出した。

資格取得のため休部中だった伊藤渓悟(左)。並々ならぬ努力を惜しまなかった。最近は筋トレにその継続力を発揮しており、この写真はあまり参考にならない。

マネージャー長として統括した猪鼻蒼。今大会は記録員として5試合ベンチに入った。六大一美しいメンバー表を書くその腕は、この度日本一に。

​チームの癒し的存在となった松井ひなこ。暑い日もグランドを走りまわって選手をサポートした。肩の強さは発揮されることはなかったが、引退試合でついにベールを脱ぐか?

中途入部ながら献身的にチームに関わった植田温子(左)。グランド内外で自主的なマネージャーの行動を見せつけ​た。また、チームのインスタグラムを担当し、フォロワーを大幅に増加させた実績もあり。

副キャプテンの利渉裕次郎。常に声を張り上げチームを鼓舞してきた。リーグ戦では不調からスタメンを外れるも、全日本までの1ヶ月で復調。決勝でのタイムリースリーベースは全員が痺れた。また後輩にも慕われる存在だった。

以下コメント:
新チーム始まってから、3年生を中心に一体となって野球に取り組んできた成果が出ました。本当に、部員全員の一体感が感じられた全国でした。このチーム最後での試合を全国優勝という形で終われて最高です。ここまで付いてきてくれた皆んなには感謝しかないです。ありがとうございました。

1年間キャプテンを務め上げた髙井秀俊。誰よりも優勝を目指し、真面目に日々を送ってきた。4番・捕手・主将の重圧にも負けず、堂々の活躍で秋リーグはMVP。史上最強の世代を作りあげ、歴史に名を刻んだ。

以下コメント:
この全日本大学軟式野球選手権大会は一戦必勝を掲げ、気を抜ける試合は1試合もありませんでした。特に、初戦の白鷗戦はビハインドから追いつき延長でサヨナラ勝ちとチームの底力を実感した試合でした。勝ち進む度に一体感を増したチームを作ったのは試合に出るメンバーだけでなく、それを支えるベンチメンバー、監督・コーチ・マネージャー、スタンドで応援してくれる部員の総合力だと思います。この大会を通してこの大会で3年生は引退しますが、後輩達には自分達の色を出して春リーグに向けて頑張ってもらいたいです。これまで弊部に関わってくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも法政大学軟式野球部を宜しくお願い致します!






​これまでたくさんの応援、ありがとうございました。

"歴史をつくる"をスローガンに、まさに有言実行で全国制覇を成し遂げた部員たちを誇りに思います。

この代は引退となりますが、全国を経験した世代は残ります。さらなる高みは後輩達に託しました。今後とも法政大学軟式野球部をどうぞよろしくお願い致します。






最後に、2年間ブログを読んで下さりありがとうございました。2020年2月から開設したこのブログ兼HPですが、大変ありがたいことに、現在多くの方に見て頂けております。
新歓期以外はほぼ試合の報告となってしまいましたが、新しい形で発信することで、少しでもチームのことを知って頂けたとしたら幸いです。

こちらのブログも次期監督・清滝ならびに新チームの方に引き続きたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。


法政大学軟式野球部
学生監督 米澤公世



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