国際交流をもっと身近に

グローバル化が進み、異文化理解や英会話能力が求められている世の中ですが、本当にそれらを身につけられる義務教育環境や高校の設備は整っているのでしょうか。

私は、中学生の頃、高校生になったらもっと英会話を極めるんだ、留学生と友達になるんだ!!と意気込んでいました。しかし、実際それらができる環境はありませんでした。中学の頃は月に何回か行われていたALTの先生の授業も、高校になれば、高1のときに数回だけ。高2以降は自分の学校のALTの先生がどこの国の人なのか、どんな顔をしているのか、授業を受けたことがないため把握もしていませんでした。留学生も、2年生のときに1人だけ。つまり、全校に1人だけ。高2のときこそは!!留学生と積極的に関わりたい!!と思っていたものの、校舎も履修も違い、放課後は部活も忙しかったため、学校生活で留学生とじっくり関われる機会など少しもありませんでした。

なぜこんなにも異文化交流の場が身近にないのか。不満が募るばかりで、高2の頃からは英会話スクールに通わせてもらうことにしました。そのおかげで高3までの2年間毎週100分英会話の時間を確保し、外国人の方と交流する機会を設けることができましたが、あくまで父が毎月の高い授業料を払ってくれたから設けられた時間でした。通いたくても通えない学生さんも沢山いると思います。だから、大学生になったこれからは自分で主体的に国際交流の場を探し、参加していくべきだと思い、英会話スクールの卒業を決めました。そんな中、ICPに出会いました。異文化理解、外国語能力の上達を目指すには、国際交流の場を今よりもっともっと身近にし、気軽に参加できる環境整備が必要です。メンバーとして活動していく上で、「身近に・気軽に」参加できる国際交流を企画していけたらいいなと思います。