現地で活動して考えたIROHAの教育支援

こんにちは!春から3回生になる高橋温子です

私の所属しているIROHAでは、夏と春の2回、支援している現地の学校に訪れる機会があり、それを派遣と呼んでいます。

しかし、今回の春は、新型コロナウイルスの影響で派遣を中止する運びとなりました。派遣では、物資を直接持って行ったり、現地の子供達に授業を行なったり、地域の家を回ってヒヤリング調査を行ったりと、私たちの実施する教育支援においての大部分を占めていると思います。しかし、今回は現地に向かうことができなかったため、OBさんの力もお借りして、渡航に使う予定だった自分たち自身のお金を少し寄付し、文房具など沢山の物資を届けることにしました。

現地に行って国際協力を行っている、と話すと、こうアドバイスをくれる方々が沢山います。

「その自分達のお金を寄付すればいいんじゃない?」

そうです。それは、今回行なったことです。

しかし、私はいつもこのアドバイスに違和感を感じつつ、どう答えるのが正解なのか答えを見つけられずにいました。

実際子供たちは喜んでいて、いつも直接現地に行っている時以上に多くのものを届けられたことは事実であり、そういった教育支援の方法もあると思います。

しかし、私は実際に行ってみて、この支援方法には限界があると感じました。確かに支援を行ったこの一瞬、支援された学校は潤うかもしれませんが、それは一度きりでおわってしまうことになります。なぜなら、現地のことを知らなければ私たちの情熱もいつかは冷め、また私達大学生以外にその寄付の輪も広がることはないからです。

だからこそ、まず、私達がその学校のことを知る。支援したいと思う。それを世の中の皆さんに伝える。皆さんから頂いたお気持ちを現地に届ける。

これは、一見遠回りかもしれません。しかし、その遠回りをすることが、私たちの教育支援を、継続支援へと変化させ、現地の状況を変えることのできる1番の近道だと私は思います。

これからも国際協力団体IROHAをよろしくお願いします。

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