こんにちは、鳥居です。
最近、コロナの影響で、就職が上手くいくか不安な方が多いと思います。私もこれから企業がどういった行動や対策をするのか分からないところが多くて不安に思います。
そんな中で私が受けているある授業の先生がIT企業でプログラマ→SE→企画→営業→役員を経験し、ここ10年強は人事総務の責任者をしている方なので、そこで聞いた就職や企業のことについて、多くの人が気になることと思ったので、お話しします。
3回生
「先生、企業って、どんな人を求めているんですか?」
先生
企業が社員に期待することを考える前に、社会が企業に期待することを考えることが重要
★社会が企業に期待すること
最低限:コンプライアンス(法令遵守)
積極性:CSR(企業の社会的責任)を果たす
★企業が社員に期待すること
企業がCSRを果たすために、社員一人一人が創意工夫し、業務を通して企業とステークホルダー相互の相乗的な発展に寄与する努力を続けること。
ステークホルダーとは
企業経営における利害関係者です。
株主・経営者・従業員・顧客・取引先はもちろん、金融機関や競合企業、地域社会や行政機関等も含まれます。利害関係者という言葉通り、複数のステークホルダーの間の利害は、一致するとは限りません。株主は高い配当や株の値上がりを期待しますし、従業員は給与が上がることや恵まれた待遇を期待します。また、顧客はできるだけ安価でしかも品質のよい商品やサービスを期待します。金融機関は、企業に貸したお金の返済や利息の支払いを期待し、行政機関は企業の法律順守や適正な納税を期待します。このように、ただの関係者ではなく、利害関係者であるのが、ステークホルダーです。
https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/43581
(ステークホルダーって何? 正しい意味と使い方を例文つきで理解しよう マイナビ学生の窓口より)
2回生
「先生、種々の業種では求めている人って、変わってくると思うんですけど、実際はどんな具合ですか?」
先生
求める人は(業種、職種、立場(役職により異なる))
経験によりスキルは向上するが、姿勢や態度は変化しにくいため、採用に際しては性格、適応性を重視する。
銀行の元採用責任者:
総合職 あたまの良い人
一般職 かわいげのある人
コンサルタント会社の常務:
目力のある人
警察の元幹部:
正義感と忍耐力
商社の役員:
元気でコミュニケーション能力のある人
銀行の一般職ではにこにこして、話しやすい人を採用します。
コンサルタントは、最後の一手、めぢからで説得させることのできそうな人を採用するそうです。
警察官は寒い日でも張り込みができるように正義感と忍耐力のある人を採用するそうです。
商社の役員も同じように元気でコミュニケーションのできる人を採用するそうです。
このように、職種によって求めれられる人物像は様々だそうです。
先生
「多くの内定を取る学生とはどんな人なのかをお話しておきましょう。」
ここで話されたのは先生の娘さんの友人のお話でした…元気がよく、いつも笑っていて、話がおもしろい。
授業に欠かさず毎日出て、成績も良い。
バイトには休むことなく、バトミントン部に所属しているが それにも行き、今は好きなバンドにはまっている。
本当に忙しいと思うけど、付き合いが良く、 威張った感じや軽率な感じがしない。
⇒大学名や性別は出てこないが、おそらく企業の担当者の大半は合格を出す。
⇒贅沢言わなければ
「元気で明るくコミュニケーション能力の高い人」
少なくとも、自分磨きの時点であたりまえのことができるようにしておかなければならないと先生はおっしゃいました。
最後に、就活について先生からいただいた言葉をまとめました。
<就活の基本的考え方>
・自身の特徴を正確に把握することが重要
・特徴にあった業種、職種、企業を狙う
・採用選考は相対評価で上から採用する
・好きなことではなく、仕事の内容を見極める
<就活と大学受験のちがい>
・大学の校風は性格に合わなくても大きな支障はない。
・社風が合わないと人生の苦しみになる。
・就活は経済状況が猛烈に影響する。
・大学浪人は有利だが、就活浪人は有利に働かない
どうでしたか?私は23卒の学生なのでまだ意識はしていませんでしたが、当たり前のことを当たり前にできるように人間性を高めていく努力をしようと思いました。
、、、といっても、私は今の時点で大学院を目指しているので就活はまだまだ先のことになりそうです。
この記事が皆さんにとって、有意義な記事となれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。