こんにちは、石川ゼミ2年商学部マーケティング学科の加藤市紋です。今回は私たちが先日受験した、リテールマーケティング検定2級についての感想や内容などを、私が代表して述べていきたいと思います。
【リテールマーケティング検定とは】
まずリテールマーケティングとはどのような検定なのかを簡単に説明します。リテールマーケティング(販売士)検定試験は、販売技術や接客技術、在庫管理やマーケティング、労務・経営管理に至るまで、幅広く実践的な専門技術が身につく、流通・小売分野での公的資格になります。また、資格検定は1級・2級・3級と3種あり、それぞれに求められるスキルレベルも異なります。3級は売り場販売員レベル、2級は商品管理ができるマネージャーレベル、1級は店舗管理が任せられる店長レベルと言われています。ちなみに、今回私たちが受験した2級は、毎回約5000人が受験し、合格率は50〜60%と言われています。
【勉強してみた感想】
私は一ツ橋書店のリテールマーケティング検定2級問題集を使って学習しました。多くの実践的な問題集で構成されており、問題をときながら解説を熟読・吸収することで知識を深めていくといった参考書になっています。私は試験の1ヶ月前から本格的に勉強を始めて、1日30ページという目標を掲げて1周勉強しました。2周目は、個人的に難しいと感じた問題と計算問題の部分を集中的に学習しました。試験の難易度としてはそれほど難しいという感じはありませんでした。個人的な感覚だと、高校時代の定期考査のようなものだったと思います。
【勉強していて一番印象に残った内容】
私は「マーケティング」の、フロアゾーニングやフロアレイアウトの設計が、印象に残っています。フロアゾーニング・フロアレイアウトとは簡単に言うと、売り場づくりの設計のことで、店内のどの位置にどのような部門をどのくらいスペースを取るか、どうすれば顧客にとって容易に商品を選択できるかを考えることです。ここでは来店客の購買動機や心理的行動に留意して、顧客の店内での動きを導く、顧客導線というものが重要になります。ここでお客さんに商品を買ってもらうための工夫や、店内を見回ってもらうための工夫を学びますが、それを現実のスーパーやコンビニに行った時に答え合わせのように確認することができました。それがすごく新鮮に感じました。「学校で学んだ数学や理科は、社会に出て使うことなんてない」なんてよく言われますが、この検定で学んだ内容は、現実社会に結び付いているなと感じました。
【今後の活動】
この検定で学んだ内容は、今後のゼミ活動やアルバイトに活かしていきたいと思います。また、ここで学んだ知識は、流通・小売業に限らず、店舗経営、接客が必須となるサービス業や飲食業、さらにはビジネスパーソンに至るまで、業種を問わず多方面で生かすことができるため、社会人になってからも、大いに活用できるなと感じました。