中国隊 part11

9/12は、解団式。

1年前の今日、11日間の活動を振り返ったように、1年経って一通り振り返った今、改めて何を感じるのか考えてみようと思います。


中国隊は、いろんなコミュニケーションが凝縮されていた時間でした。翻訳機での会話、英語での会話、日本語での会話。すれ違いざまのちょっとした声かけ、スポーツを通しての交流、がっつり話し合い。共通言語がなくても、コミュニケーションはとれます。言語が通じないからこそ、笑顔見たときなどに感じられる嬉しさもあります。だけど、やっぱりことばが通じ、想いを直接伝えられるっていうのは偉大なことだと思いました。


そして、いろんな立場があるということ。すごく感じました。戦争にしても、今の時代を生きる者としても。戦争って特に、立場によって伝えられ方が全然違います。"やられた側"か"やった側"か。でも、どっちかだけなんてことないんです。日本には、原爆や本土決戦(沖縄)の資料館はあるけど、対中や対露の資料館は大々的にはありません。教科書でも第二次世界大戦ほど詳しく習ってない気がします。だけど、日本は間違いなく"やった側"でもあります。対中露に限らずね。どちらも知る必要があると思います。

あとね、書き忘れてたけど、抗日戦争記念館にはけっこう家族連れが多かったんです。私は広島の資料館に1回、沖縄の資料館に2回行ったことがあるけど、3回とも修学旅行かivusaの活動ででした。「家族で行こう」って話になったことはありません。自主的に…っていうか、親から子に…っていうか、そういう姿勢、大事なんじゃないかな。


なんか、全然まとめられてないですね(笑)


中国隊の真の目的は、学生が日中友好の架け橋になることです。(要約) 私たちが数日間植林活動をしただけで中国の砂漠は草原にはなりません。だけど、日本と中国のちょっとした繋がりにはなると思います。


何にしてもそうだけど、自分で見て、聞いて、感じないと、分からないことの方が多いです。私は、中国に行って中国人のイメージが変わりました。ひとりの「人」として、その人自身を見ることが大切なんだと改めて思いました。自分の中の中国の色が濃くなって、前よりずっと好きになりました。

けど、自分に言い聞かせていることがあります。それは、この活動を通して私が出会った中国人は、日本に対していい印象を持っている人がほとんどだったこと。そして、ダラトと北京という中国の2つの面を見たとはいえ、それは中国のほんの一部にすぎないということ。


何かを知ったり、触れたりすればするほど、自分が何も知らないことに気がつきます。能天気ではいられないと焦ります。だから、もっと知りたいと思います。その繰り返しです。


中国隊は、自分の無知さ・能天気さをあらゆる方面から顕著に感じた時間でした。とってもとっても貴重でした。

一年経って、思いつきで振り返ってみてよかったです。これからも、ちょこちょこ思い返してみようと思います。来年には、また考えることが変わっているかもしれません。


始まる当初は不安が大半を占めていた。その分、意味のあるものにするために自分から動けた。存分に異国を感じたり、考えを巡らせたりできた中国隊でした。安易な言葉になってしまうけど、本当に行ってよかったです。


いつか、私たちが植林した場所がどうなっているのか、見に行ってみたいです。

荒木 昌三
2020.09.15

全部読んだけど俺まで中国隊行った気分になれた!
相手を知ることの大切さを一番に感じました〜
色々考えさせてくれてありがとう!

荒川 ゆかり
2020.09.16

わーー読んでくださってありがとうございます😭😭

タロウ
2020.09.14

完結だね。すごく面白かった!

荒川 ゆかり
2020.09.14

です!ありがとございます〜
お付き合いどうもでした!!