国際ボランティア学生協会の飯島祐太郎です。 読んでいただきありがとうございます!
今日の記事は昨日の続きなので、もし読んでない方がいたらぜひ昨日のを読んでから戻ってきてください!!
「どうしてカンボジアには学校が少ないのか?」
ただ貧しい国だからではないというのが、カンボジアで本当に50年前にあった悲しい歴史を知ると分かります。
当時のカンボジアは、ベトナム戦争の影響でアメリカの息のかかった軍事政権を作られてしまっていました。それを追い出したのが、政権を取り返したポル・ポトという人物です。
…当初は英雄と言われたポル・ポトですが、段々と極端な独裁政治をはじめるようになります。
「戦争や争い、差別を無くすには今のままじゃダメだ!」
という強い思いを抱いていた彼は、階級を無くそうと考えます。階級をなくせば、差別がなくなると考えたのです。
ここまでは理解できますが、そのためにポル・ポトが取ったのが大量虐殺でした。
色々なものを制限して、様々な人を殺しました。
病院を壊し、宗教も恋愛も禁止しました。虐殺を進めた結果、人口の3分の1が殺されたと言われています。
そして、その延長で学校が壊されていったのです。
まさに目を背けたくなるような過去だけどこればっかりはそうはいかないよね。
知るだけでも価値はあると思う。繰り返さないために。