大学生活を振り返って

卒論発表が終わって最初の月曜日。もう授業ないのか…と思って、僕の大学生活について書きます。

大学生活の四年間を通して、私は様々なボランティアに参加してきました。例えば、豪雨災害にあった地域への救援活動に参加したり、新宿区の子ども食堂で共働き家庭の子ども達と関わらせていただいたり、カンボジアの小学校建設活動に携わったりしました。その中で私は様々な人と出会いました。

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 ボランティアをする中で出会った人がいます。

災害の救援活動では台風で近くの川が氾濫して浸水被害にあった、あるお母さんに出会いました。家の床は湿ってしまい、今にも抜けそうな様子でした。もしも自分の家が同じ様になったら、きっと私はショックに気持ちが追い付かなくて、人と話せる状態ではないと思います。それでも、お母さんは笑顔で僕たちを迎えてくれました。すごく優しい方でした。

しかし、活動中にそのお母さんと話している時に、私の何かの言葉が引っ掛かったのか、急に涙ぐみ「みんなが来てくれるまで、ほんとに不安だったの。だから来てくれたのが本当に嬉しくてね。」とおっしゃられていました。

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 ボランティアをする中で出会った人がいます。

カンボジアの小学校建設活動に参加したときに、今まで関わってきたOBの方の一人とお話しする機会をいただきました。その方は、私が参加する数年前にそのボランティアの総指揮を執っていた方で、すごく頭のいい方だという印象を受けました。誰からも尊敬されており、私には完璧な人に思えました。

 それから興味を持ち、その方が登壇する講演会を聞きに行きました。すると、講演会の中で自身がトランスジェンダーであることを話していました。学生時代にすごく辛い思いをして、今でも生きづらさを感じるとおっしゃっていました。

 

ボランティアをする中で出会った仲間もいます。

一緒にボランティアを企画していた仲間の一人は、ものすごく明るくて、誰からも好かれているような人でした。何も悩みなんてないように見えたし、その逆にもし悩んでいる人を見かけたら自然と声をかけて慰めるようなすごく優しい人で、私はすごく尊敬していました。

しかし、一緒に活動をしてから二年半経った時、突然誰もその仲間と連絡が取れなくなりました。やっと連絡が取れたのは3か月ほど経った後で、もう戻りたくない様子でした。いまだに何が彼女を苦しめていたのかは、分かりません。

 

様々な人との出会いの中で、私が感じたのは「誰にでも当たり前に悩みがある」ということです。一人ひとりに異なった背景があり、誰にでも悩みがある、と気づきました。

私にも悩みがあります。

私はADHDの傾向があります。ADHDとは「年齢と不釣り合いな①注意力、②衝動性、③多動性を持っている人」のことです。つまり、『①忘れん坊で②思いつきで行動し③動いてないと落ち着かない人』のことだと思ってもらえるといいと思います。年齢が上がると衝動性と多動性は治まってきますが、注意力のところが大きくなっても治らないケースがあります。私はおそらくそのケースで、簡単に言うと『極度の忘れん坊』です。自分ではどんなに気を付けていても人との約束を忘れてしまい、いつも申し訳ない気持ちになります。

 小さなころから先生に怒られて、その度に自分が情けなくなって、周りのみんながうらやましく思えたりしました。けれども大学生活でたくさんの人に出会い、私だけが悩みを抱えているわけではないと気づかされました。

そして誰でも悩むことはあるけれど自分も相手も否定せずに、悩みも含めて自分だし、悩みも含めて相手だと思うことにしました。

大学生活、色んな悩みや間違いもあったけど、      それも含めてよくがんばったね、えらい!

荒川 ゆかり
2021.02.02

たろさんのクラスで小学校時代を過ごせる子どもたちが羨ましいです。。

大学生活お疲れ様でした!!
私もその出会いの中に入れてよかったです😭