私がJoyStudyに入った理由

こんにちは、

今日は私がJoyStudyに入ったきっかけについて話したいと思います。


2011311日午後246分、三陸沖を中心とする東北地方太平洋沖地震が発生した。

当時小学5年生の私は教室の1番前の窓側の席で算数の授業を受けていた。

いつもと変わらない時間を過ごしていたら突然大きな地震が起きた。

先生の指示のもと机の下で身の安全を守る。地震は今まで体験したことのないくらい長く続いた。目の前にあった先生の机からはプリントが落ちてきたり、すぐ隣にあった窓はガタガタと音を立て割れるのではないかと思った。小学5年生の私はとても怖かった。

長く続いた地震が引いた後、全校生徒は全員校庭に避難した。校庭に避難して座っていても何度も地面から揺れを感じた。

少ししてからお母さんが学校まで迎えに来てくれた。学校から家までは遠くはない距離だったがお母さんに会えた時、すごく安心した。

家に帰ると、部屋は少し乱れ、リビングに置いてあった姿見が倒れて割れてた。

テレビをつけると信じられない映像が流れていた。大きな波に家が飲み込まれていく映像、空港の滑走路だったはずのところが水でいっぱいになっている映像、並んだガソリンタンクが燃えている映像、度々緊急地震速報の音が流れ、アナウンサーの女性の声が震えていた。

私はテレビを見てとても怖くなった。怖い映像が流れていると感じたが同じ日本で起こっていることとは思えなかった。

自分は家のリビングにいて身の安全はとれている、だが、その同じ時に日本の別の場所ではテレビで映っているようなことが起きているのだ。全く信じられなかった。


震災以降も余震が続いた。私は、揺れに敏感になってしまった。小学6年生の時まで揺れていないのに揺れていると錯覚してしまうことが度々あった。模試などで椅子に座っている時など、小さな揺れを錯覚した。それはとてもストレスだった。


しばらくはテレビでは震災に関する報道が続いた。ヘリコプターで屋根の上に取り残された人の映像や、津波がすぐそこまで迫っている人の映像も流れていた。CMはずっと同じものが流れていた。私はショックを受け、気持ち悪くなってしまった。だがテレビでは報道され、新聞にも行方不明者や死者の数が載っている。それから目を背けるのはほぼ無理だった。


震災から少し時間が経ってからも私は震災に関することを調べた。どんなハッシュタグか忘れてしまったがTwitterで震災に関するツイートを親のパソコンでずっと見ていた時もあった。自分にとって信じられなくて、怖くて、見すぎると気持ちが悪くなってしまうものだったが何故かずっと気になってしまっていた。YouTubeでも沢山調べた。


東日本大震災について関心を持っていた小学生の私は現地に行くことがなかった。

中学生になって震災への関心や思いは少し収まった。


だが、高校2年生の頃にその思いはまた強くなった。近くの本屋さんで震災に関する本を買い、読むようになった。そこから、震災についてまた気になりだした。今の東北はどうなっているのだろうか。私はとても気になった。

だか、高校2年生の時にも東北に行く機会を作れなかった。

高校3年生になり受験生になったものの、自分の中で東日本大震災がずっと気になっていた。

そして、やっと東北に行ける機会を作ることができた。

受験が終わり、仲のいい友達を誘って卒業旅行という名のもと2人で宮城県に行った。1日目は仙台付近を観光した。

2日目の宿は南三陸にあるホテル観洋に泊まった。この、ホテル観洋は震災直後、被災した住民の受け入れなどを行ったことでも知られている。ロビーからは大きな窓の向こうにずっと遠くまで続く三陸の海を望むことができる。私がテレビで見た海は怖いものだったが自分の目の前に広がる三陸の海はとても素敵なところだった。


そして私がこの宿を選んだ1番の理由は震災や津波の被害を受けた現地の人による震災の語り部ツアーが宿泊者を対象に行われていたからだ。私はずっと震災を経験したその土地の人からの話をずっと聞いてみたかった。

語り部ツアーは翌日の朝に行われた。

3月の卒業旅行シーズンだというのに、私たち以外はみんなおばあちゃんおじいちゃんばかりだった。

ツアーではバスを使い、ホテルの近くを回った。新聞でも見たことのあった防災対策庁舎の近くまで行った。本などではなく実際に震災を経験した人の話を生で聴けたのは本当に自分にとって大きなものだった。遅くなってしまったが本当に本当に参加してよかった。

現地に足を運び、現地の人の話を聞くこともだが、その場所に行き、その土地から自分が感じとったこともすごく大切にしたいと思った。


この友達と行った東北旅はすごくよかった。

ただ心残りだったのは2人とも車が運転できず、せっかく南三陸に泊まったもののホテルからどこかに足を運ぶということをしなかったことだ。


私はこの旅のなかで東北の人の温かさに触れ、東北が好きになった。そして、東北の人ともっと深く関わりたいと思った。


そしてそう思っていた時、ちょうど大学に入学し、サークルに入ろうかどうか考えていた。大学入学をきっかけになにか東日本大震災や東北に関わる団体に入ろうと考えた。

そして、Twitterで調べてみるとJoyStudyという学生団体の存在を知った。

サークルに入るのは渋っていた私だが目的を持って活動している学生団体だったら入りたいと思った。


そうして去年の春にJoyStudyに加入しこれまで活動している。


長くなったけどこれが私がJoyStudyに入った理由です!^_^