こんにちは!!久しぶりの投稿となります。今回は、3月の現地ボランティアで行った、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館についてお伝えしたいと思います。
ここは今年の3/10にオープンしたばかりで、気仙沼向洋高校の旧校舎を改装したものです。
向洋高校は敷地が大きな被害にあったものの、向様高校にいた人たちは全員避難し全員無事で「被災の様子は消えつつあり、津波の怖さを肌で感じ、防災の大切さを理解してほしい(菅原市長)」との思いから、校舎を遺構として残し、津波の脅威を伝える映像シアターや画像、語り部や映像で被災された方の思いに触れる講話室などの施設も加えて、一般公開しています。
校舎の三階に流された車があったり、色んなものが津波により流されぐちゃぐちゃになっていました。また、このレターケースは4階に位置しており、錆びれた様子から矢印のところまで(12メートル)津波が到達していたことがわかります。
また、校舎の目の前には冷凍工場があり正面衝突は免れたものの校舎の外壁が壊れていることからその脅威は計り知れません。
教職員の一部は屋上に逃げたそうです。屋上に机がおいてあり、その上に乗って少しでも上に行こうとした形跡がありました。
また、映像シアターでは、津波は一瞬にして街を飲み込んでいく様子を見ました。津波の恐怖や自然に対する人間の無力さを身に染みて感じることができました。ここに街があったと想像できなくて、言葉をうしなってしまいました。
被災された方々のインタビュー映像では、悲しすぎて涙が止まりませんでした。被災された方が8年たった今、震災に向き合い、いろんな人に一生懸命伝えようとしていることが分かりました。亡くなった方の分まで一生懸命生きて、伝えることが大切だと思いました。
私は大学生のうちに伝承館に行って感じることが数多くありました。そして二度と忘れない思い出となりました。皆さんが宮城に訪れることがあればぜひこの伝承館に行って見て、感じて、学んでいただきたいです。