東北への想いと今後のビジョン


学校の中や電車の中、またはエレベーターの中。

意識はしていませんが、私達の周りには沢山の人がいます。

しかしその99%以上は赤の他人で、彼らの名前すら知りません。


「貴方は赤の他人の為に尽くせますか」


こう問われたとしましょう。YESと答える人は皆無に近いと思います。

だって、赤の他人だから。

 

無数にいる人々の中で、自分と関わりのある人は1%にも満たないほんの小さな数に過ぎません。


これは人以外にも言えることではないでしょうか。


例えば、土地。


地元という言葉があります。自分に馴染みのある土地。長い間過ごしてきた土地。


東京で生まれ育ってきた人々は多くいます。

彼らにとって東京は1%の地元であり、東京以外の地域は自分に関わりがなく、もし旅行などで訪れたことはあってもそこから深い繋がりに至るのはとても稀です。



つまり、土地も同様に99%以上が赤の他人ということです。




「貴方は見知らぬ土地の為に尽くせますか」




この問いの答えが、私達の活動です。





越喜来という地名をご存知ですか。



岩手県大船渡市の沿岸部にある小さな地区です。



こんな綺麗な星空を見ることができる素敵な場所です。



ですが越喜来は東日本大震災の津波によってその町並みが奪われてしまいました。


私達JoyStudyは今年、この越喜来にフォーカスして様々な方向から支援を行っています。


今年の春ボランティアでは、名所の1つである三陸大王杉の周りを整備や、震災の資料館である潮目の移転に携わったり、現地の方々と料理を通しての交流会に参加したりしました。



また、夏と秋に関東の学生向けのイベントを開催し、その収益金を全て越喜来に寄付する予定です。



私達はこの場所から多くのことを学んでいます。

   



とはいっても当初、私達は越喜来のことは全く知らないただの学生でした。




見知らぬ土地の為に尽くすという難しい活動がJoyStudyで成り立っているのは、


篤志的で情熱のある、そして何より協調性に富むメンバーのおかげだと私は思っています。





JoyStudyはこれからも恵まれたメンバーと共に活動を続けていきます。






たとえ距離の隔たりがあっても、結果が目に見えないものであっても、ボランティアを通して東北と関東を繋ぐ役目になれるように日々精進していこうと思います。



応援よろしくお願い致します。