寒いですね(笑)
4度目の京都の冬ですが全く慣れません。
それどころか毎年より寒くなっている気がします。
僕は暑いのが大嫌いですが、寒いのも好きではないです。
皆さん、どうか風邪や病気にはお気をつけて。
先日、カタルシスの東京店がOPENしました。
メイン画像の写真は先日のOPEN日に届いた青い薔薇です。
珍しく、綺麗ですね。
今日は、この薔薇を前に
【カタルシス東大店情報】
営業日:毎週土曜19:00〜23:00(当面の間、週一営業)
場所: Lab-cafeさんテナント (東京都文京区本郷4-1-3 明和本郷ビル7F)
SNS: カタルシス東大店 Twitter
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「薔薇」 と聞いて貴方は何を思い浮かべるだろうか。
綺麗、棘がある、いい香り・・・
そして赤い。
「薔薇」という言葉にはそのようなイメージがあるだろう。
しかし先日、私の目の前に青い薔薇が現れた。
物珍しさを覚え、魅入る一方で、何故「青い」薔薇がそのような意味(物珍しく、特別見入ってしまうもの)を持つのか。
ふと考え込んでしまった。
言語の意味は「在」と「不在」によって成立する。
全ての有意味なものは「あり得たかもしれない多様な意味を抑圧する」ことによって成り立っている。
デリダは、言語とは差異のシステムであると考えた。
(よく解らない、先人達よ、もっとわかりやすく伝えた方がいいと思う。。笑)
それぞれの語を弁別できるのは「その語」と「その語でない」との間に裂け目があるからである。
「薔薇」という意味は「薔薇でない」からの区別から成り立つのである。
つまり
「在」=その言葉によって示されるものと
「不在」=その言葉によって示されていないもの
の区別によって言葉の意味が成立している。
「可愛くない」があるから「可愛い」が成立する。
「賢くない」がいるから「賢い」という意味が生まれる。
「学生起業家でない」が存在するから「学生起業家」が存在するのだ。
「楽しくない」があるから「楽しい」を感じることができるのだ。
言語とは差異のシステムであり
その意味は「在」と「不在」によって成立している。
自分もなんとなく、なんとなくわかった気がしている笑
では話を一歩先に進める。
言葉が意味をなす時、
「不在」を背景にして「在」の方から話す。
↑わかりにくすぎる表現。
もう少し砕いてみよう。
「在」のほうが特権的であり、言葉それ自体によって焦点を当てられているのに対して
「不在」はただ暗示されるか、完全に忘れ去られているかのどちらかである。
普通の人は「薔薇」という言葉に対して
青い、黄色い、茶色い、臭い、汚い・・・・・・といった「薔薇でない=不在」を忘れ去って
綺麗、棘がある、いい香り、そして赤いという「薔薇=在」に焦点を当てて認識している。
ということだ。
「可愛い」人を見て、
この人は「可愛くないという不在との差異によって可愛い人だ(可愛くない人と比べて可愛い人だ)」というようなことをしっかり認識して(焦点を当てて)いる人は少ないだろう。
「楽しい」時に「楽しくない」という不在は忘れ去られているだろう。
これを強い言葉で表現すると、抑圧になるのだろう。
在は不在を抑圧して、存在している。
もう少し、抑圧がぴったりくるような例を考えよう。
アンケートの項目で「性別 男・女」の項目をよく見る。
これは
「男・女という性別分類」が在であり、
「男・女という性別分類でない」が不在であり、その例である「LGBT・・の性別分類」などが抑圧されている。
(そしてこの例は、近年その抑圧を脱しようとしている不在の例でもあるのだろう)
そう、ここに至り、
僕が青い薔薇を前にして、物珍しさを覚え、魅入ってしまったのは
今まで「薔薇」に抑圧されていた「不在」が明らかになったことに衝撃を受けたこと(今まで隠れていたものが急に明るみに出てきた驚き)に由来するものでもあるのだろう
と思った。(今や、青いは僕にとって薔薇の「在」になってしまったわけだが)
以上である。
この「在」、「不在」の概念は、
「自分は何者か」
「自分が何をしたいのか」
「何が楽しいかわからない」
そんな悩みを考える一助になるのではないか、とも個人的に思っています。
あなたにとって『自分』とか『したいこと』とか『楽しい』という言葉の「在」を言語化すると何でしょうか。
逆に抑圧された「不在」つまり『自分でない』『したいことでない』『楽しくない』は何なのか、それが明るみに出れば、
言葉の意味が変わってきたり、何か感じられるものがあったりするのかもしれません。
『世の中には、2種類の人間しかいない。俺か、俺以外か。』
俺という言葉の「在」そしてその背後にある「不在」を認識し、この言葉を自信ありげに言っていたとすると
彼には単純なFunnyな金髪ロングのホスト以上の何者か、なのかもしれない、と思考が脱線しすぎたので今日はこの辺で。
では。