私はいたって普通の大学生でした。
大学では、単位をとるためだけに講義を受け、暇があればただスマホを眺める毎日でした。大学3年の前期が終わるころ、公務員になって安定した生活ができればいいと思って、公務員試験の勉強を始めました。しかし、大学3年の夏、ある先輩との出会いをきっかけに、私の見る世界は大きく変わりました。
その先輩は、「自分のため」というものがなく、全ては「他の幸せ」や「より大きなもの」のために生きていました。その姿は「犠牲」というより、むしろ「喜び」であるかのように輝いていました。
その先輩から言われた一言は今でも忘れません。
「あまりものの人生を生きてんじゃないよ。
君の個性を必要としている人がいて、
君1人の人生がどれだけ多くの人を幸せにできるだろうか」
そして、
「自分にできることからはじめよう」
そう思ったことが、今の様々な活動を始めたきっかけとなりました。
ただ、誰かの幸せのために生きたい。
それが、何よりの私の喜びであるから。