LAPの学びを通して見つけた新たなビジョン

【予習】自己単元

◎LAPで得た学びや気づき、変化について

私はLAPを通して自分自身の無知を知り、同時に学ぶことの面白さを学んだ。
大学生になり、様々な活動に取り組み、勝手に視野が広がっているように感じていたが、実際の私は井の中の蛙で、知らない世界の多さに驚かされた。
一方、知らないことを自覚したことで学びに積極的になれた。より一層知識をつけたい、考えを深めたいという気持ちになれた。
私がこのように考えるようになったのは何よりも「対話」のおかげだ。対話は、自分の意見を発信するだけでなく、他の人の意見も受け容れることが求められる。たとえ自分とは違った考え方だとしても、いったん受け容れることで、自分自身になかった観点を手に入れることができる。正直私はLAPに入った当初は、LAPの仕組みを理解できていなかった。なぜなら、「講義→意見交換→復習」という順番で学ぶのが当たり前だと勘違いしていたからだ。LAPは最初に対話を通して仮説を立てた上で講義を聴くという順番で学びを深める。最初、対話から学べることには限りがあるのではないかと考えていたが、むしろ自分にはない観点を複数人から聴いたり、考えたりすることができることに気づいてからは、対話の魅力にハマった。
私は何かと出しゃばりで、最初は人の意見を聞くよりも発信したいという気持ちの方が強かったが、対話を重ねるごとに徐々に自分と違う価値観を持つ人の意見を聴くことの方がむしろ面白いと考えるようになって、いい意味で受動的な対話の姿勢へと変化した。
今後の生活においても、独りよがりにならず、多くの人の意見に耳を傾け、視野を広げていけるように精進したいと思う。そしてこの対話の場をより一層広げていきたいと思う。

◎事前課題に対する仮説

問い「あなたは誰ですか?どこから来て、どこへ向かいますか?それは何故ですか? 」

私は何にでも染まれる存在だ。
私は昔から「個性」がないことがコンプレックスだった。「これを私から取ったら何も残らない」というような趣味はないし、抜きんでて秀でた才能を持っている訳でもないし、大きな夢・ビジョンがあるわけでもない。こんな「村人A」な私だが、大学生になってから(傍から見るとショボいかもしれないが)様々な「挑戦」をした。英会話が苦手な中で応募したグローバルキャンプの運営スタッフ、「責任重大で大変な仕事だ」と聞かされた中応募したパソコン講座スタッフのアルバイト、そして誰かをまとめた経験がほぼない中なったLAP代表。「村人A」な私の行動指針はずばり、「迷ったら行動」である。私には「個性」がない。ただ、その分何でも吸収できるスポンジをもっている。まだ自分の軸というものはなく、傍から見るとふらついていて安定感がないように見えるかもしれないが、その分先入観なく色んな世界を見ることができる。LAPでの対話はまさにスポンジをもっている私には学びの多い場だった。そしてまだまだ知らない世界が多いということにも気づけた。特に私がLAPを通して関心を持った分野はずばり「ジェンダー」だ。ジェンダーは、私が勝手にもっていた「クオーター制は女性優遇になってしまい男女平等ではないのではないか」という固定観念を取り除くことができた。まずは制度として確立させないとジェンダー問題の解決にはつながらない、まずは女性が高い位置に立つことで男性との視座を合わせなければいけない、という考え方に感銘を受けた。
私はLAPでの学びを通して、組織のジェンダー問題解決につながるような研究を進め、研究で学んだことを企業ないしは自治体等に発信したり、様々な方と意見交換ができるような対話の場を設定したりできたらいいなと考えている。最初から課題解決を行うのはとても難しい。しかし、様々な価値観を持つ人と対話を通して考えることはできる。私はより良い社会の実現のためにも、対話の場を創り、対話の良さを伝えていけるような存在になれるように自分の人生を歩んでいきたい。

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