多様な角度から考える「好き」

【復習】芸術単元

◎講義の内容

◎事前課題の共有
・Dチーム
形式主義と内容主義の違いって?
いつも私たちはどっちを優先している?

・Aチーム
メディアの変化に注目
最近の倍速映画の流行など

・Cチーム
舞台芸術・ライブ
ライブは特にファンと一緒に作り上げる独自性がある
アートはどこまでを言う?バイオアートとか生命倫理とかは?プロパガンダも含む?アートの価値って評価されてから成り立つモノなの?

・Fチーム
ハリーポッター
オリジナリティーは内容主義ともとれる?

・Eチーム
キティーちゃん
​感情を押し付けない
猫に見えるけど実はイギリス人の女の子という意外性

COCOちゃん
色鉛筆の柔らかさ
ガーリーすぎないデザインがウケている
自分の心からも芸術って生まれているかも

​◎美学とは
・数値化できないが、でもわりとみんな好き。嫌いな人もいるっちゃいるけど、バラバラではない
・「〇〇の芸術作品」という権威主義に捉われず、何故に価値があるのかを考え始めたのが近代美学の始まり
→芸術作品に限らず、色んな表現に対して問題意識を持とう!
・Liberal Artsは、「固定概念」から「自由」になる技法
固定概念は知り方のフレームのことで、この中にある限り、思考の質が一定のまま
・認識論、倫理学と異なり、美学は、自分にとって「面白いか面白くないか」どうかを考える。
・内容主義=権威主義(例: ゴッホが描いたヒマワリ)
・形式主義=表現のあり方、キャラの立て方など
・美的判断は権利問題
①規定的判断: いわゆる科学と同じ
②反省的判断: まだわからないことに対して考えを深める力
自分が〇〇と思うなら、他の人もそう思うに違いない
→反省的判断の積み重ねで芸術の価値がでてくる
・文脈によって価値が変わる
・自分の好きなモノは何で好きなのかを今一度考える
​例1) 好きなアニメは、「アニメ」だったから好きなのではなくなんとなく好きだったものがたまたま「アニメ」だっただけ。「好き」というのは、もっと言語化できないもの。
例2) どんな音楽が好きですか? - HIP HOPです。
そしたら〇〇も好きでしょ! - いや、〇〇はそこまで、、、
みたいなことが起きる
→好きなモノを見つめてみると、色んな要素の積み重ね(形式)によるものだとわかる。

◎アレゴリーのまなざし
・アレゴリー: ネガティブな希望
​男性1人、女性1人、子供が2人、車持ち
幸せな家族の「象徴」と言われるけど、片親の人たちは?LGBTQの人たちは?ここに入っていないと思うし、抑圧的に感じてしまう、こういう感性のこと
・希望がない人にとってのみ希望は必要
​・現代社会を考える上での基礎概念
①消費社会
産業資本主義→情報資本主義
モノをもっていることがステータスになり、自分という情報の価値が上がるための消費を行う
→承認欲求に繋がる
​②ディシプリン(規律訓練)
​日々の学校・家庭での指導によって、言われなくてもちゃんとできるようになり、命令を受けたらすぐ従うようにコントロールされている
​・もはや考え方が多様化してきてシンボル自体なくなってきている?まだ古いころからのパブリックイメージが残っていたりもする?当たり障りのないモノにしよう、という考え方は未だに根強い
☆アレゴリーの要素を含む作品って何?

◎「虚構」について
​☆原発被害者への取材をもとに作られた「フィクション作品」が炎上、問題の所在はどこ?
・エビデンス求められすぎ?
・そもそもエビデンスがないと嘘なの?
・メディアの報道の問題?
・やたらと炎上させたがる人々
・作品に罪はない

・認識論(科学)が美学を抑圧している
・自分の好きなモノに「正しさ」が振りかざされたとき、どう対処する?
男尊女卑の強い作品に対して批判が出た時、それでも芸術的価値が高いから、そういう作品だから、と言い張れるのか?

◎講義やリフレクションを受けて

​今はSNSが普及しているから、反省的判断を身近に捉える人が多いかもしれないと思ったし、いい意味でも悪い意味でも簡単にさまざまなモノが評価の目に晒されるようになったなと思った。
エビデンスを求めるのも、情報が取りやすくなった便利な世の中ゆえのもの。でも、正しさを無駄に振りかざすのもなんか違うし、かといって今の時代に合わないコンテンツを肯定するのもなんか違う気がしてしまう。
私が好きなアーティストのファンモンには「ヒーロー」という曲がある。もともとかなり人気で、メロディーを聞いたことある人も多いと思う。しかし、今はこの曲を披露するのがなかなか難しくなってきた。仕事戦士の父、家庭を守る母が出てくる。女性活躍を謳っている現代社会では、あまり受け入れられないであろう歌詞だ。今は女性も働くのが当たり前になってきたから、今まで家族の象徴シンボルだった曲が、いつのまにか批判のまなざしに晒されている。とても難しい時代だ。
みんなもきっといいと思ってくれる、という期待を持ちつつ、それでも価値観は多様化していて、万人受けするコンテンツを作るのが難しくなっている現代。もはや自分の「好き」すら、きちんと言語化できていない。
まずは自分の価値観を見つめ直していきたい。そして自分の「好き」を勇敢に言語化して、他の人の価値観も受容していきたい。
自分との対話、相手との対話をより大事にしたいと思える講義だった。


【復習】芸術単元
2件

関連記事