理想のチーム像 -山内志織

私が理想とするチームは、全員がチームに必要な存在であることを実感できるチームです。

曖昧な表現にはなってしまいますが、とても大切なことだと思います。


私はプレーヤーではないので、プレーヤーの気持ちは想像でしかないけど、例えばラクロスが上手な人は、自分のプレーがチームの勝利に繋がるため、自分がチームに必要であることはかなり実感しやすいと思います。でも自分のことをラクロスが上手じゃないと感じている人にとっては、自分がチームに必要な存在なのか、分からなくなるときがあるかなって思います。おそらくスタッフもしかりで、この仕事は覚えちゃえば誰でもできるんじゃないかっていう考え方になることが私にはよくありました。これだけの大きな組織にいたら、こう感じたことがある人は少なくないと思います。


ここで私の心にぐっときた考え方が、縦割りマネージャーミーティングでりかこさんが言っていた「それぞれの良い色を生かしていく」という考え方です。プレーや仕事の出来不出来で存在意義を考えるのではなく、その人自身が持つ良さや大切にしていることを、お互いに認め合って組織に良い影響をもたらせるように生かしていくという考え方です。チームが勝つためには少し甘い考えなのではと思う人も中にはいるかもしれませんが、私自身はこの考え方がとても腑に落ちたし、少し気持ちが楽になったような気がしました。自分が持つ色や大切にしている考え方でもってチームに貢献できたらいいと思っています。


さらにこの個人個人の良い色を、お互いに教え合い伝え合うことができたら、割と最高なチームになれるんじゃないかと思っています。私はまだまだできていないことがたくさんあります。まずはもっと自分と向き合ってから、他の人の良いところももっと見つけて、お互いのいいところを生かし合っていけるような人間になりたいです。