自分を大切に?

「誰かのために活動したい。けれど自分の成長に繋がる活動をしたい。」
こんな欲張りな考え方をしてはダメでしょうか。

この想いは私が「めぐこ」所属当初に抱いていたものです。きっと学生団体に所属している多くの人が同様の思いを胸にしていたことが一度はあったのではないでしょうか。

しかし最近の私は「めぐこ」の数値的な目標である支援金を集めることに精一杯になるあまり、自分の個人的な目標がないがしろになっていたように思います。これは決して悪いことでは無いと思います。それだけ私が「めぐこ」の一員として活動に集中できているということですから。しかし、それでもなにか、物足りないものがあると最近感じることが多々ありました。

こうしたもやもやとした感情は今でこそ、このように言語化できていますが、以前までは自分が何に引っかかっているのかわかっていませんでした。そんな中この感情をはっきりと言語化できたのは、チャリティーコンサートに関する仕事をしているときでした。2020年度のチャリティーコンサートのテーマは、
「Advance -過去と未来を見つめる-」
です。このテーマには、めぐこが45年間かけて積み重ねてきた歴史や45年間を経て変化してきた現地の環境を振り返り、現段階での「現地の子どもたち」、「支援者様」、「めぐこ」メンバーの関係をしっかりと見つめることが、現地の子どもたちの未来を考えることに繋がる。この結果として「めぐこ」が団体として前進(Advance)できたらいいなという思いが込められています。

このテーマを見つめ直したとき、「めぐこ」は3者(「現地の子どもたち」、「支援者様」、「めぐこ」メンバー)が良い関係を結び、各々得るものがあったからこそ45年間継続できたのだと思いました。ですから1人のメンバーとしてもっと自分に正直になってもいいのかも知れないと思えたのです。

私たちの団体は「支援者様」から頂いた大事な支援金を扱っているという点で、この仕事を全うする義務があると思っています。それでも少しは自分の成長に貪欲になってもいいのかなと思います。
学生団体に所属している人が求めるものは人それぞれだと思いますが、私は団体の目標と個人の目標のバランスをとり、マイペースに活動していきたいです。「めぐこ」は自分のようにマイペースなメンバーがそろった個性豊かな団体だと思いますので、ぜひ「めぐこ」に興味を持っていただけるとうれしいです。