大学ラグビー人生を振り返って〜橋本航編〜


日頃より明治学院大学体育会ラグビー部へご声援頂き、ありがとうございます。

自己紹介から数週間しか経っておりませんが、11月29日をもって対抗戦Bグループの全日程が無事終了しました。結果として明治学院大学ラグビー部は、最終戦に敗退し目標の全勝優勝を果たすことが出来ませんでした。

しかしながら、この状況下でここまで戦うことができたのは、多くの方からのご声援、ご協力があったからだと強く感じております。本当にありがとうございました。

最後に、先日引退をした私達4年生から、簡単に振り返りをすることになりましたので、読んで頂けると幸いです。


1. ラグビーで得たもの、学んだこと

pando担当の者から項目が送付され、改めて問われると簡単に答えるとこができず、難しいと思いました。(あと回答項目多いな!締め切り近ッ!とも思いました)

下書き中、前の行間から24時間が経過した今も「仲間」や「計画性」「行動力」「継続力」「礼儀」のようなありきたりなことばかりが出てきて、悩んでいます。逆に言えば、基本的にあったほうがいいありきたりな力や、大切な関係性、考え方は、全てラグビーから得ているとも言えます。

小学一年生からラグビーを始めて、一度も辞めずに続けてきたため、私自身をつくっているほぼ全ての物事はラグビーで得たものです。逆に、通常ラグビー以外で得るはずだった物事は多分ほぼ全て失いました。つら。

ただ、ラグビーをやっていたことで失ったもの、得られなかったものは、ほとんどがいつでも手に入れることが出来るもの・学ぶことが出来ることで、社会人になってからでも十分得られると思っています。(それが何なのかは私にはわかりませんし、この考えが間違っていた場合私の人生結構ピンチです。やべえ。)

ラグビーで手に入れた仲間、痛みを知る機会、長い期間を一つの目標に向かい消費する経験は、大人になる前までにラグビーをしていたからこそ得ることが出来たのだと感じます。

先日投稿した齋藤や二葉のように、具体的に言葉にできて納得できるような格好良い「得たもの」は無いのですが、私は今後もラグビーをプレーし続ける予定のため、そのうちはっきりと「おっ、今なんか得たぞ」となるかもしれません。

そのときは、何かの機会に存分に格好つけて語ったり書いたりしたいと思います。勝手にプロフェッショナ◯とか情◯大陸とかの音源を用意しておきます。


2. 4年間を振り返ってみて

色々な立場を経験出来た4年間だったと感じます。

練習試合すら出ることができない位置で悔しい想いをし、細かい怪我を繰り返してイライラし、下級生でメンバーとして試合に出て、事故で長期離脱の大怪我、裏方としての仕事、不調に悩まされてメンバーから抜け、最終学年ギリギリで試合に出る。

ラグビーで経験できること全てを詰め込んだような4年間です。それらが一瞬で過ぎた感覚です。これほど沢山の経験が出来たのは、石川監督にポジションの変更を提案して頂いたことと、吉村匡さん(2017年度主務の方)に裏方をやってみないかと誘って頂けたことが大きいと感じます。本当にありがとうございました。

一日一日で見れば、どちらかというと辛いことのほうが多い毎日でしたが、総合的に見ると、これ以上ないほどに楽しかったです。

ただ、今振り返っても、岸コーチのトレーニングだけは、ラストって言った後がちょっと長すぎた気がします。気のせいでしょうか。


3. 今シーズンを終えて…

選手としては、本当に苦労したシーズンでした。練習再開から何もかも上手くいかず、嫌気がさす毎日でしたが、昨シーズンに事故で一歩も動けなかったことを思い出しながら「この状態が最悪ではないな」と言い聞かせてプレーしました。目標達成は果たせませんでしたが、最終的に公式戦に全試合出場させて貰い、ユニフォームが着ることができたのは、本当に嬉しかったです。

昨シーズンは普通に最悪でした。絶対最悪でした。あれより下は多分ありません。

また、私は裏方としても微力ながら参加させて頂きましたが、こちらは特に書くことはありません。裏方の後輩と、マネージャー、杉崎副部長や奥村父母会長、竹中総務のご協力が全てで、私は「主務っぽい顔をしてグラウンドをうろうろする」という仕事しかしていません。来期は優秀な後輩が多いので安心ですね。圧ではありません。


4. 自分自身の後悔


ありません。


5.後輩たちへ伝えたいこと

自分の役割はこれだ、と決めつけ過ぎずに頑張ってください。リーダー陣がラグビーを楽しくやりたいと考えるのも、FWが走り回りたいと思うのも、BKが思い切り正面から体を張りたいと思うのも、ふざけ役や盛り上げ役が真剣にラグビーをしてみるのも、裏方担当である人が試合に出場することにこだわるのも、マネージャーがプレー内容に関わるのも、全部ありだと思います。

実際私は、成田主将がふざけるのとか、逆に二葉がちょっと本気になって怒るのとか、齋藤がロングパスをするのとか、奥村が馬鹿みたいに突っ込んでいくのがかなり好きでした。

役割やキャラに縛られずに、色々なことをやってみて欲しいです。明治学院はよく、ワンチャンラグビーと言われているのですから、やりたいことを全部やってみて、明らかに駄目だったものだけ辞めれば良いと思います。その代わり、全て全力でお願いします。

どう考えても、後輩の皆のほうがラグビーが上手です。沢山楽しんで、最終的に勝ってください。

応援してます。頑張って。


6. 応援してくださった皆様へ

感染対策のため現地観戦が禁止され、直接の応援がなかった今シーズンですが、中継担当やSNS担当が頑張ってくれたおかげもあり、例年より沢山の応援コメントやメッセージを頂いたシーズンでもありました。私含め部員は応援を糧に頑張ることができました。本当にありがとうございました。

SNS担当者と中継担当者は疲労で枯れました。おつかれ。

「がんばれ」というメッセージは、がんばれと言っている方が思っている以上に、選手の力になります。私は引退し、明治学院大学ラグビー部を去りますが、来期からも素晴らしい選手達が日々の練習を積み重ねていきます。


そんな後輩達が、いつも以上に頑張れるように、いいチームを作れるように、今後もご声援のほど、よろしくお願いいたします。


【明治学院大学体育会ラグビー部】

web site: http://www.mgurfc.com/


Twitter: https://twitter.com/mgurugby?s=21


Instagram: https://instagram.com/mgu__rugby?igshid=1pjjkbeprncnv